平成20年の春から私たちが農園だよりを書き始め、早や3年が経ちました。土とともに生きる農家として、毎日畑に立ちながら感じたこと、感動したことなどをお伝えして参りました。
3月11日の東日本大震災以降、私たちは原発による環境汚染問題など、 それまで予期しなかった問題も含めて、一歩一歩立ち向かっていかなけ ればなりません。 農園よしだ屋では「和に広がり吾に還る」を理念として農業を営んでいます。天から土を預かる身として、これからも当たり前のことを当たり前にやり続けていきます。たとえ、ほんのわずかしか結果は変わらないとしても、そのわずかな差を追求しつづけながら農を営んでいきます。互いを信じ、補い合い、支え合えるみなさまとのさまざまな「和」が広がっていかれれば幸いです。
今回、東日本大震災で被災された方々には心より深くお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り致します。
私たち農家が作物を育てられるのも、ひいてはこの地球上のあらゆる命が繋がっていかれるのも、健康な土があって、それを潤す水があってのことです。この広い地球上で、作物を育てられる土地は、たったの1割ほどしかありません。人間はその1割を、大切に丁寧に使っていくしか生きる道は無いのです。
恥ずかしながら私たちは、この震災で改めて自然の循環、即ち「大自然に対する畏敬の念」を強く感じました。もう一度万物共生の根底の支えとなる自然に敬意を払いながら、行ったことも、行わなかったことも、すべては自分たちに還ってくるのだということを自覚し、土を預かる身として「土からの恵み」である、健康なみかんをお届けできるよう今後も努力を続けていきたいと考えています。