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「捜索活動」についてのページ(工事中)です。
捜索本部への寄贈物品について調査してみました・・・全国から届けられた寄贈品とは?
アイヌ捜索隊と辨開凧次郎氏・・・犬も大活躍したアイヌ捜索隊とは?
参考資料・文献・・・捜索活動関連の読み物や資料について

捜索本部への寄贈物品について調査してみました

全国から届いた「寄贈品」の数々
小説「八甲田山死の彷徨」は何度読んでもやりきれない気分になるが、最終章に一瞬だけ少し心がなごむ箇所がある。それは捜索本部に寄付された「寄贈物品」のお菓子についての記述だ。著者の新田次郎氏は、『内容はどんな菓子であったか現在においては想像することの出来ないものばかりであった』と小説で書いている。どのような寄贈品だったのか、「遭難始末」を参考に、管理人がインターネットを駆使(?)して調べてみた。

雪中行軍捜索隊への寄贈品
シモヤケ薬
明治時代にはシモヤケを効能にした薬が数多くあるので、薬品名を特定できなかった。
繃帯包 (ほうたいほう)
「繃帯包」とは、ヨードチンキ(消毒薬)や、ガーゼ、油紙がセットになった応急的な包帯のことか?
防寒紙シャツ
繊維や防寒着が発達してなかった当時は、紙を胴に巻いて防寒していた。村山伍長が小説で「風が冷たいときこれを着こむと暖かいのだ」と古新聞を買っていた(わざわざ買った!)。新田次郎氏の他の小説には、重ねた和紙で作った防寒チョッキを着て登山する描写がある。しかし100着ではなく「100袋」ってのが気になる。
綿ハンカチーフ
使用用途が不明。でも寄贈するくらいだから必要品だったのだろう。
赤酒
「赤酒」とは、熊本の伝統的な甘いお酒で、今では祝の席で「屠蘇酒」として使われているそうだ。なぜ熊本のお酒が寄贈されたのか?奥津大尉が熊本出身だからか?
菊正宗
「♪や〜っぱりオ〜レは〜」のCMの日本酒メーカー「菊正宗」であると推測。明治19年の商標条令によって「菊正宗」と名付られた)
米香煎
「麦香煎」という落雁に似た食感の、麦粉・砂糖・水飴が原料のお菓子があるので、「米香煎」とは、米粉で作られた香煎かも知れない。4貫入りが10俵とは、総量150キロ。すごいボリュームだ。
松風
「松風」という京都を代表するカステラに似たお菓子がある。基本的に原料は小麦粉だけで、特有な弾力感があり、店によって風味が違うらしい。松風を作っている店はいくつかあるが、どこも創業が古いので、松風を寄贈したお店を特定できなかった。「京のお菓子見聞録」HP 松風のページ
シェープス
  • オーストラリアのアーノット社の「Shapes」のお菓子説・・・初生産が1950年なので除外。
  • 炭酸飲料「シュウェップス (Schweppes)」説・・・日本ではコカコーラ社が製造販売している炭酸水。200年の歴史がある。「菓子」ではないが有力である。(情報提供:gibsonianさん)
ウェープアース
まったく不明。シェープスと同じ人が寄贈した舶来品かも?
蓬莱豆
「蓬莱豆」とは、大きく平べったいインゲン豆の仲間を煎って砂糖をまぶした豆菓子のこと。かつては東京の銘菓だったらしく、今では京都廬山寺の節分に撒かれているらしい。
園露
「園露」・・・まったく不明。しかも15個だけ。
章魚缶詰
「章魚」とは「タコ」のこと。タコの缶詰が当時の日本にあったのだろうか?スペインには今でもタコの缶詰があるらしいので舶来品かもしれない。
密柑
密柑ってミカン(柑橘類)のこと。しかも2個だけ・・・気になる。

「密柑2個」なんて妙に細かい「寄贈品」リスト。「人参」があるのなら大根があってもいいじゃないかと思うし、「印刷物245冊」の内容が気になるし、他にも寄贈されたような気もするし。・・・ちなみに、【ウェープアース】は【ウエハース】のことではないかと七誌さんが推理してくれたありがとう!。今後も調査を続けたい。

アイヌ捜索隊と辨開凧次郎氏

一刻も早く捜索活動を行うために、捜索本部は、寒気積雪の経験が豊かなアイヌを採用した。
辨開凧次郎氏について
八雲町HP・・・「辨開凧次郎」または「八甲田山」でサイト内検索するとブログ記事が見つかる
ウェブ絵本「辨開凧次郎翁物語」・・・辨開凧次郎氏の生い立ちと業績。八甲田山雪中行軍遭難事件についてのエピソードもある。音声読み上げもあり。

<捜索参加スケジュール>

<講座>
捜索活動にアイヌ人として参加した辨開凧次郎氏についての講座が函館市北方民族資料館で行われた。
内容/土曜講座「アイヌの歴史と文化」 第5回「辨開凧次郎の足跡」
日時/2010年3月13日14:00〜
ニュースソース 土曜講座「アイヌの歴史と文化」 第5回「辨開凧次郎の足跡」
函館市北方民族資料館HP

参考資料・文献

■「遭難始末」 歩兵第五連隊/編
青森第5連隊による捜索活動の報告書。復刻版が入手できる。
■「雪中行軍始末」 小田原金一/著
救援隊長の三神少尉と、生還者の倉石大尉と、スペシャリストのアイヌ隊を中心に描いた小説。
■「チャランケ 結城庄司遺稿」 結城庄司/著
アイヌ解放運動活動家でもある結城庄司氏の遺稿集。アイヌ救助隊隊長の弁開凧次郎氏について触れている。チャランケとはアイヌ語で「談判する」という意味。管理人未読
■八雲町(やくもちょう)史
北海道二海郡八雲町の町史に辨開凧次郎氏をはじめとするアイヌ救助隊のことが書かれている。
「デジタル八雲町史」第10編・文化の第3節・逸話の最後のほう