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八甲田山雪中行軍遭難事件に関する質問にカンタンなQ&A
Q02■徳島大尉と神田大尉は本当に八甲田山での再会を約束したの?
Q03■弘前隊は本当に八甲田山で青森隊の惨状を見たの?
Q04■徳島大尉は青森・津軽出身なの?
Q05■徳島大尉の弘前隊はたった28名だったの?
Q06■徳島大尉は案内人に「八甲田で見たことは口外するな!」と脅したの?
Q07■神田大尉は秋田の漁村出身なの?
Q08■山田少佐は案内人を追い返したの?
Q09■山田少佐はピストルで自害したの?
Q10■長谷部一等卒と斉藤伍長は兄弟なの?
Q11■村山伍長は八甲田ロープウエーに乗れるほど長生きしたの?
Q12■女性案内人の「さわ」は実在の人なの?
Q13■小説の冒頭にある火事は本当にあったの?
Q15■青森隊が目指した田代元湯は無くなってしまうの?
映画(小説)と史実の違いについて
Q01■「冬の八甲田山を歩いてみないか」と言われた会議はあったの?。Q02■徳島大尉と神田大尉は本当に八甲田山での再会を約束したの?
Q03■弘前隊は本当に八甲田山で青森隊の惨状を見たの?
Q04■徳島大尉は青森・津軽出身なの?
Q05■徳島大尉の弘前隊はたった28名だったの?
Q06■徳島大尉は案内人に「八甲田で見たことは口外するな!」と脅したの?
Q07■神田大尉は秋田の漁村出身なの?
Q08■山田少佐は案内人を追い返したの?
Q09■山田少佐はピストルで自害したの?
Q10■長谷部一等卒と斉藤伍長は兄弟なの?
Q11■村山伍長は八甲田ロープウエーに乗れるほど長生きしたの?
Q12■女性案内人の「さわ」は実在の人なの?
Q13■小説の冒頭にある火事は本当にあったの?
そのほか
Q14■いまでも八甲田山には兵隊の亡霊が出るの?Q15■青森隊が目指した田代元湯は無くなってしまうの?
映画(小説)と史実の違いについて
Q01■「冬の八甲田山を歩いてみないか」と言われた会議はあったの?
この会議シーンは新田次郎さんの創作です。史実では、各隊それぞれ独自に雪中行軍の計画をしたと考えられています。神田大尉のモデルになった神成大尉は、雪中行軍の2〜3週間前に指揮官に任命されました。当初、指揮官は原田大尉でしたが、奥様の出産に立ち会うため急遽神成大尉に代わったのです。(やさしい職場ですね)
Q02■徳島大尉と神田大尉は本当に八甲田山での再会を約束したの?
史実では徳島(福島)大尉と神田(神成)大尉の交流はありません。同じ旅団なのに面識なかったかも。Q03■弘前隊は本当に八甲田山で青森隊の惨状を見たの?
諸説あります。これは雪中行軍遭難事件のもっとも重要なナゾです。弘前隊に同行した地元紙「東奥日報」によると、弘前隊は八甲田の雪原で銃を2丁持ち帰っています。しかし記事の内容はすぐに撤回されて、記者(弘前隊に同行した東海記者)も消息も不明になってしまいました。
Q04■徳島大尉は青森・津軽出身なの?
徳島大尉のモデル、福島大尉は群馬出身です。しかも平民出身で雪中行軍時には独身です。Q05■徳島大尉の弘前隊はたった28名だったの?
実際は38名です。映画で10名も減らしたのは、視覚効果のためだと思います。(勝手な推測)![]() 28名の画像(少人数感が伝わる) |
![]() 38名の画像(青森隊と勘違いするかも) |
Q06■徳島大尉は案内人に「八甲田で見たことは口外するな!」と脅したの?
「そもそも(青森隊の惨状を)見てないので案内人に言うわけがない」、「案内人が面倒に巻き込まれないように親切心で言った」、「徳島大尉は将校として事実隠滅のため命令した」など諸説あります。Q07■神田大尉は秋田の漁村出身なの?
神田大尉のモデル、神成大尉は秋田・鷹巣の出身です。雪や山に不慣れなキャラにしたかったのかも。Q08■山田少佐は案内人を追い返したの?
諸説あります。山口少佐が直接に案内人を追い返したという文献はありません。「将兵」や「臨時移動大隊本部の将校」が追い返したの説が一般的かも。(小笠原弧酒著、『吹雪の惨劇』より)ちなみに神成大尉が、事前に田茂木野の住民に案内を依頼したという記録もありません。
Q09■山田少佐はピストルで自害したの?
「凍傷を負った手でピストルを使えられるのか?」、「毒殺ではないか?」など諸説あります。陸上自衛隊青森駐屯地の資料館に展示されている山口少佐のピストル。(自殺に使用したものではないかも)

Q10■長谷部一等卒と斉藤伍長は兄弟なの?
この二人は新田次郎さんの創作です。Q11■村山伍長は八甲田ロープウエーに乗れるほど長生きしたの?
これは映画オリジナルの描写です。物語を「昭和→明治→昭和」にもどす演出でしょう。村山伍長のモデルになった村松伍長が何歳までご存命だったのか不明ですが、八甲田ロープウェーは1968(昭和43)年に営業開始しているので、90歳以上であれば乗車可能でしょう。
Q12■女性案内人の「さわ」は実在の人なの?
「3人の案内人のうち1人が女性だった」、「ハルという名前だ」、「女性案内人などありえない」など諸説あります。「さわ」先頭に村を行進するシーンは、徳島大尉や隊員の感謝の気持ちをストレートに表現した「映画的」なステキな演出です。小説では「さわ」を列の最後につけています。Q13■小説の冒頭にある火事は本当にあったの?
新田次郎さんは、『八甲田山死の彷徨』を三浦海岸の宿でカンヅメになって書き上げました。当初、小説の書き出しが決まらず数日を過ごしました。そんな時に、宿泊先でボヤ騒動に出くわしました。そして新田次郎さんは『<そうだ、火事を起こそう>』とひらめき、冒頭のシーンを書き、その後は、一気に小説を書き上げたそうです。(新田次郎著、『小説に書けなかった自伝』)。・・・すると、この『火事』は新田次郎さんの独自のアイデアのように思えますが、
その1年前に出版されている小笠原弧酒さんの『吹雪の惨劇 第一部』の冒頭に、青森連隊兵営の近くの火事の描写があります。新田次郎さんは、『吹雪の惨劇 第一部』を読んだことがあります。八甲田山雪中行軍遭難事件を題材とする小説を書くために小笠原弧酒さんに手紙を出して送られてきたのが『吹雪の惨劇 第一部』なのです(新田次郎著、『白い花が好きだ』)。
そのほか
Q14■いまでも八甲田山には兵隊の亡霊が出るの?
事件直後に、夜の営門に兵隊の霊が出たというウワサがたちました。今でも夜中にドライブすると亡霊が出るという「都市伝説」があります。夜中に後藤伍長像のまわりに白いモノが写っていたテレビ番組もあります。(YouTubeで視聴できます) 事件の場所は自然豊かで神秘的なので、今でもそんなウワサが流れるのかもしれません。ちなみに管理人はまったく見たことがありません。
Q15■青森隊が目指した田代元湯は無くなってしまうの?
1982年に着工した「駒込ダム」によって、2018年(竣工予定)に田代元湯周辺は水没します。ダムの目的は下流の青森市内の「治水」で「水力発電」もするらしいです。
森県県土整備部河川砂防課「第2回青森県ダム事業検討委員会(平成23年1月22日)」PDF
ダム便覧2007・・・(財)日本ダム協会のサイト。駒込ダムの詳細やフォトアーカイブあり。ダム番号は224。

