「マカロン」のルーツを求め、スペイン・フランスにまたがるバスク地方へ。

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バスク編(1) 1月27日

パンプローナ〜サン・セバスチャン

8:00 パンプローナの街をぶらぶらと…

ここパンプローナは、かつてナバーラ王国の首都として栄えた町。現在もスペインとフランスにまたがるバスク地方の一部に属するこの町は、至るところに中世の面影が漂っています。

中世の面影漂う街

カスティーリョ広場

カテドラル

謎の鼓笛隊、すごい音

謎の自転車軍団、すごいスピード

バスク人の誇り、ベレー帽をかぶるおじさん

日曜日の朝だからか、街はひっそりと静けさにつつまれていました。ただ、ところどころで、太鼓を叩きまくって練り歩く鼓笛隊や、大声を張り上げながら細い石畳の路地をものすごいスピードで疾走してくロードバイクの軍団に出くわし、驚かされました。

そして、ここパンプローナを世界中で有名にさせたものと言えば、ヘミングウェイの「日はまた昇る」にも描かれた牛追い祭り(サン・フェルミン祭)です。毎年7月6日から9日間も盛大に行われ、この間パンプローナは終日お祭り騒ぎで盛り上がり、眠らない街となるそうです。

初日、ここ市役所のベランダで市長が宣言し祭りは始まる。

サラサーテ通りには、牛追い祭りの銅像が。

ナバーラ美術館からこの闘牛場までの800m、牛を追い込む。

11:15 美食の街、サン・セバスチャンへ向け出発!

城塞公園の東側にあるバスターミナルから、サン・セバスチャン行きのバスへ乗り込みます。このバスのチケットは昨日パンプローナに到着した際にすでに購入済みでした。パンプローナからサン・セバスチャンへ向かうバスの時刻表は、バス会社のコンダ(Conda)のHPで確認できます。

12:15 サン・セバスチャンに到着!

わずか1時間でサン・セバスチャンへ到着、そして、すぐにホテルへチェックインしました。今回利用したのはSilken Amara Plaza Hotel。市の中心部やバルがひしめく旧市街からは離れていますが、到着したばかりのバスターミナルに隣接していて、バスク地方を移動するのにとても便利なところにたっています。

13:10 三ツ星レストラン、マルティン・ベラサテギでランチ!

バスク地方は、「美食の街」と呼ばれるだけあり、人口に対するミシュランの星の数が最も多いエリアとして世界的に有名です。その中で今回は、革新的なスペイン料理をいただけると評判のお店、マルティン・ベラサテギ(Martin Berasategui)さんへ伺ってきました。予約は日本にいながら、お店のHPで簡単に取ることができました。さすがに三ツ星だけあって、確認のメールが来たり、リコンファームがあったり、先日バルセロナで伺ったエスパイスクラとは対応の違いを感じました。ちなみに、サン・セバスチャンのバスターミナルからタクシーを利用して、10分ほどで到着、12ユーロでした。

一軒家のようなたたずまい。

店内はゆったりと広々しています。

店内からは、緑がどこまでも続くおちついた風景。

こちらのお店は、特にランチとディナーの区別はありません。そこで今回は、お店の代表的なお料理を少しずつ味わえるデギュスタシオンメニュー(一人148ユーロ)をお願いしました。

1. 2007 LIGHTLY SMOKED COD with powder of hazelnuts, coffee and vanilla

スモークした鱈のコーヒー&バニラクリーム添え、ヘーゼルナッツのパウダーもかかっています。

2. 1995 MILLE-FEVILLE OF SMOKED EEL, FOIE GRAS, SPRING ONIONS AND GREEN APPLE

ウナギとフォアグラのミルフィーユ。今回のメニューの中では最も古くから出されている一皿。ベラサテギの代表作だそうです。

3. 2007 PEACH GAZPACHO WITH COCKLES and txakoli

桃のガスパチョ。程よい酸味と甘みが美味しい。こちらと、前のウナギのミルフィーユは同じプレートで出てきます。ここまでが前菜。

4. ?

いよいよいろいろなお皿の登場です。いきなり、メニューに載っていないものが出てきました。

5. 2006 OYSTER with water cress, rocket leaves and apple chlorophyll, lemon grass and fennel cream with oxalis acetosella

牡蠣のクレソン添え。レモングラスとフェンネルのクリーム。上に添えられているのはカタバミです。

6. 2006 SCALLOP AND SEA URCHIN CUSTARD with soya sprouts, coffee, cinnamon and curry cream

泡状のコーヒーとシナモンとカレー(!?)のクリームの中に、ホタテとウニが入っています。絶妙な味のバランスに驚き!

7. 2007 FARM'S EGG with beet root and liquid herb's salad, carpaccio of basque stew and cheese

半熟たまごの上にじっくり煮込まれたイベリコ豚の脂の薄切りがかけられています。下はハーブのクリーム。バスク豚やバスクのチーズも添えられています。

8. 2007 SOUP OF CHESTNUTS AND CARDAMOM with pigeon cream and autumn sprouts

キノコや鳩肉が入っています

そこに胡桃とカルダモンのスープを注ぎます

スープの出来上がり!

9. 2002 WARM VEGETABLE HEARTS SALAD with seafood, cream of lettuce hearts and idionized juice

トマトの種の部分や、アスパラの穂先、アボカドの真ん中など、野菜の甘く美味しい中心部ばかりのサラダ。オマール海老や貝のシーフードも。お花も散りばめられていて、とてもキレイ!

10. 2007 ROAST RED MULLET with crystals of soft scales, consomme of cucumber, tomato and vodka emulsion and raw cauliflower

ヒメジのロースト。きゅうりのコンソメ、トマトとウォッカを乳化させたクリームなどが添えられています。ヒメジはウロコがついた状態で焼いてあって、そこが香ばしくて美味しい。

11. 2007 ROAST ARAIZ'S PIGEON with cream of apple, lime and basil and its toast

鳩のロースト。レバーで作ったジャムとりんごのクリームが添えられています。

12. ?

これからデザートへ移るため、お口直しに青リンゴのジュースをいただきました。

13. 2007 CELERY ICE CREAM with its sprouts and leaves, mango slices, beetroot and fruits'compote

セロリのアイスクリーム。下にはマンゴーのスライスがひいてあります。まさかセロリがアイスになるなんて!甘すぎず、セロリの香りがほのかに漂うさっぱりしたお味です。

14. 2006 CREAMY COFFEE ICE-CREAM on top of a soft hazelnut and chocolate cake with whisky ice shavings

コーヒーのアイスクリーム。ウィスキーを凍らせたものが下にひいてあります。

15. coffee and petit four

最後は、エスプレッソとチョコレートなどの小菓子。食べ終わる頃にはシェフのベラサテギ氏が出てきて、各テーブルに挨拶に訪れました。

どれも美味しく、見た目からは全く想像のできない味わいと、初めて食べる食材の組み合わせなどで、とにかく驚きの連続でした。また、三ツ星でありながらワインは30ユーロくらいから取り揃え、ジーンズでお食事されている人もいるなど、とても気さくで過ごしやすい印象を受けました。是非また伺いたいお店です。

17:00 ビスケー湾の真珠

ゆっくりと食事を楽しみ、市内に戻ってくるともう夕方になってしまいました。ここサン・セバスチャンは古くから高級避暑地として栄え、「ビスケー湾の真珠」とも呼ばれています。右写真のコンチャ湾とそれを囲むようにそびえる二つの丘(モンテ・イゲルド、モンテ・ウルグル)が、この町では見どころです。

そのひとつ、モンテ・イゲルドへ行ってきました。コンチャ海岸からは16番のバス(一人1.2ユーロ)に乗り、モンテ・イゲルドへ登るフニクラ(ケーブルカー)乗り場前で下車します。そこから真っ赤なフニクラに乗るとすぐに丘の頂上に到着(フニクラ往復一人2.3ユーロ)。頂上は簡単な遊園地のようになっており、地元の子供たちでとても賑わっていました。コンチャ湾の夕暮れを眺めながら、ゆったりとしたひと時を過ごしました。

21:00 旧市街でバル巡り

サン・セバスチャンの夜の名物と言えば、旧市街に立ち並ぶバルをちょっとずつつまみながらはしごする、バル巡り。旧市街はモンテ・ウルグルのたもと、市役所から伸びるameda del Boulevardという並木道の北側の部分に広がっています。私たちが泊まっているバスターミナルの方からは26番のバスが利用できます。

バルでのお食事はいたって簡単。お店に入って、好きなものを指で指すと、温めたりそのままだったりお皿に乗せてくれます。お会計は自己申告制。何皿食べたかを店員さんに告げればそれでおしまいです。どのお店の方もとても明るく親切です。口をふいた紙ナプキンなどは全部床へ放り投げ。。。それだけに、床が散らかっているお店ほど美味しいバルなのだとか。

1軒目、BAR BETI-JAI

小さな滝が流れる小粋なバルでした。

イワシの酢漬けや、タコのマリネなど、3皿ほどいただいて6ユーロ。

2軒目、TXONDORRA

どれもみんな美味しいそうなものばかり!

サン・セバスチャン名物アングーラス(ウナギの稚魚)。2品で3.2ユーロ。

今日はお昼をたくさんいただいてしまったので、あまり食べることができませんでした。明日こそいっぱい食べるぞ!