「マカロン」のルーツを求め、スペイン・フランスにまたがるバスク地方へ。

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スペイン編(2) 1月24日

バルセロナ

10:00 「世界で最も美しい通り」

と、イギリス人作家サマセット・モームに呼ばれたランブラス通り。昨日は主にバルセロナ市内の北側を巡ったので、本日はコロンブスの塔からカタルーニャ広場までを結ぶランブラス通りを中心に、市内の南側を巡ります。

そういえば、市内のいたるところで見かけるレンタサイクルがここにもありました。現地の皆さんは日本のスイカみたいなカードを使って利用していました。私たち観光客も使えたら便利なのに。

写真真中の建物はランブラス通りから少し西側に入った路地にあるグエル邸。ほかの建物と同じように普通に立っているので、注意して歩いていないと通り過ぎてしまうような佇まいですが、ガウディ初期の傑作と言われ、世界遺産にも登録されています。

11:30 バルセロナな伝統菓子ポルボロン&トゥロン!

ランブラス通りを東側に入ったところには、アメリカ大陸を発見後帰国したコロンブスがイサベル女王に謁見した場所である王の広場や、カテドラルなど、中世のバルセロナをしのばせる数々のゴシック建築を目にすることができます。

伝統的な建物を鑑賞した後は、スペインの伝統的なお菓子をいただきましょう!

カテドラルの向かいに建つ建築士会館の壁には原始人の壁画みたいな絵がタイルでモザイク画のように描かれています。一見、落書きにしか見えない絵ですが、なんとこれ、ピカソの作品なんだそうです!

そして、この建物を右手に見ながら路地を入っていくと、お目当ての伝統菓子のお店があります。

まずは日本でも最近だいぶ広まってきたポルボロン(ポルボローネ)。アーモンドと小麦粉、砂糖などから作られるお菓子です。口の中にいれるとホロっと崩れて、サーッと溶けていってしまう食感が病みつきになります。本場スペインのものは、私の想像を超える大きさ、そして美味しさです。

そしてこちらがトゥロン。本来はスペインではクリスマスに食べるお菓子です。アーモンドと砂糖、はちみつを練り合わせたもので、かたいものやしっとりしたもの、いろいろな種類があります。左の写真はバルセロナの伝統的なトゥロンであるXIXONAというものです。欲しい分の大きさ(重さ)を伝えるとカットしてくれます。

今回、これらの伝統菓子を購入したお店です↓

「Planelles Donat」トゥロンが美味しい老舗店

「Legitims de Xixona」

今回購入したもの。これ全部で約8ユーロ。

13:00 市場でランチ!

再びランブラス通りへ戻り、通りの中ほどにあるバルセロナ市民の台所「サン・ジュゼップ市場」を訪れました。中はすごい活気にあふれ、野菜や魚介類、お肉、生ハム、乾物などなど、日本でもおなじみのチュッパチャップスまでも売っています。

まずは生ハムを購入することに。とは言っても、ハム専門店だけでも十数店舗あり、さらに一つのお店の中でも何種類もの生ハムやサラミなどが所せましと吊るされていて、どれにしようか迷ってしまいます。

購入したお店「mas」

最高級の生ハム、ハブーコ産イベリコ・ベジョータ。138ユーロ/kg

一般的な生ハム、ハモンセラーノ。38ユーロ/kg

さんざんお店を物色した結果、一番品ぞろえが豊富でお店の規模も大きな「mas」というお店で2種の生ハムを購入しました。それぞれ100gずつ、合計で17.5ユーロ。日本では考えられないくらい安いです!さすがに最高級のベジョータは、気温だけで脂が溶け出していて美味しそうに光っています。口に入れるとさらにその濃厚なとろっとした味わいと塩気がいっぱいに広がります。

その後、市場入口にある「Pinotxo Bar」へ。スペイン語でピノキオという名前のお店だからか、いろいろなところにピノキオが飾られています。メニューなどが特にないので、カウンターの中にいる陽気なおじさんに品物を指さしてマテ貝を注文。周りの人たちがみんな美味しそうに食べていたので頼んでみました。生まれて初めてマテ貝を食べてみましたが、にんにくの風味がうっすらと香り、ちょうどよい塩気で抜群の美味しさ!日本でもマテ貝は買えるみたいなので、今度また食べてみようっと!

スペイン・マカロン巡りへ

サン・ジュゼッペ市場のすぐ隣には、1906年創業の老舗ケーキ店エスクリバがあります。ガウディの作品と見まがうようなモデルニスモ建築の建物を見るだけでもおすすめです。

「エスクリバ」マカロン
  • エスクリバ
  • (Escriba)
  • 5種20個入り19ユーロ
  • オレンジ、ショコラ、バニラ、ピスタチオ、フランボワーズ
  • 表面サックリ、中はしっとりした生地。挟んでいるのはフレーバーによって、バタークリーム、ジャム、ガナッシュなどバリエーションがある。甘さが強め。
  • ランブラス通り
  • ★★+

ここからマカロンを求めにプチ旅行が始まります。まずは昨日マカロンに出会えなかった「オリオール・バラゲ」のもう一つの店舗へ。

ランブラス通りにあるリセウ駅から地下鉄3号線に乗り、ディアゴナル駅で地下鉄5号線に乗り換え、アンテンサ駅で下車。北西に進み、国鉄サンツ駅から伸びているジュゼップ・タラデーイャス通りを渡ると、小さな公園の先に住宅街のような細いモラレス通りがあります。

オリオール・バラゲはその通りの中ほどにあります。周りの建物と全く同じ外観に、壁のような大きな扉の上に店名が書かれているだけなので、注意していないと通り過ぎてしまいます。扉に鍵がかかっていたのでとても残念がっていたところ、通りがかりのスペイン人の方が扉の横にあったブザーを押して店員を呼んでくれました。スペインってこうやって店員を呼ぶんですね。。。

お店の中はまるで工場のショールームのような雰囲気です。チョコなどの商品は並べられておらず、さまざまな見本や書類が並べられていました。一瞬不安になって店員(のようなパティシエのような方、あまり値段とかは詳しくありませんでした)に伺うと、ショコラマカロンならあるとのこと!

「バラゲ」マカロン
  • オリオール・バラゲ
  • (Oriol Balaguer)
  • 8個入り12ユーロ
  • ショコラ
  • フカッともっちり、そしてネッチリした生地。生地はヴァローナのちょこレート粉末を混ぜているのだそう。中のガナッシュクリームは酸味のある濃厚な味。
  • モレレス通り
  • ★★

さらに遠くのマカロンを求めてプチ旅行

再びアンテンサ駅からディアゴナル駅へ戻り、地下でつながっているカタルーニャ鉄道のプロベンサ駅へ。カタルーニャ鉄道へ乗り20分ほどの14こ目の駅、サント・クガット駅(S1,S2,S5,S55線に乗ると来れます)で下車。

駅から延々東へと歩いていきます。サント・クガットの街は新興住宅地のようで、新しいマンションが立ち並び、道路も広くきちんと整備されています。そのマンション街の東のはずれにあるのが、今回目指していた「ドルス」というお店です。

2007年にオープンしたばかりのこのお店、フランス人オーナー・パティシエのヤン・ドゥイッチ氏はかつてヴァローナ社で技術責任者などをされていた方だそうです。気さくで明るい方でした。

「ドルス」マカロン
  • ドルス
  • (Dolc)
  • 3種12個入り9.6ユーロ
  • ショコラ、フランボワーズ、抹茶
  • はかなく、ちょっとシャリシャリ感と粉っぽさを感じる表面に中はしっとりとした生地。中はバタークリーム。なぜかスペインにもあった抹茶フレーバーは味が濃い。また、ヴァローナ出身の方だけあって、ショコラはすごく主張のある味わい。
  • サント・クガット
  • ★★★+

せっかく伺ったので、シェフのおすすめのケーキをいただきました。「ローズ・ボンボン(Rose bombon)」3ユーロ。シェフの写真の後ろにあるピンクのタペストリーにもホールで載っています。イヴォワール(ホワイトチョコ)とローズティーの香りがほんわか香る美味しいケーキでした。

それでは、バルセロナに戻り、お楽しみのディナーをいただきましょう!

21:00 デザートのみのフルコース!エスパイスクラ

国鉄フランサ駅から歩いてわずか3分ほどのところにあるレストラン。エスパイ・スクラ(=砂糖の空間)」の名が示すとおり、初めから終わりまでコースすべてがデザートという夢のようなレストランなのです!今回は、4種あるコースの中から、the big dessert menu(一人40ユーロ)を選びました。

1."Marialuisa"cold soup with green apple and spicy yoghurt ice cream

千切りのりんご、スパイス風味のヨーグルトアイス、りんごのゼリーが入った冷たいスープ。爽やかな味わい。

2.Flowered flavour: rasberry, hibiscus, rose, tomato, vanilla and red wine

トマトの泡、トマトのコンフィ、バニラ味のかき氷、バニラクリーム、フランボワーズシャーベット、ハイビスカスソース、レッドカラント、赤ワインゼリー。シュワッ、プルプル、シャリシャリなどなど食感の違う5種類が一つになる、感動の体験。

3.Bread pudding, bacon ice cream and pineapple

パンプディング、ベーコン味のアイス、ココナッツクリーム、パイナップルギモーブ。スモーキーな味わいのアイスには驚き!

4.Extra virgin olive oile cake, white pearchm green olive and "SanSimon"

エキストラバージンオリーブオイル、オリーブ味のケーキ、板状の飴、ピーチゼリー、ピーチシャーベット、スモークチーズのクリーム、グリーンオリーブのクリーム。これら全てを一緒に口に入れたときの調和が素晴らしい!!

5.Empyreumatic

ビールの泡、ナッツのケーキ、チコリ味のアイス、チョコチップ、ウォールナッツの生クリーム、コーンフレーク。甘い・苦い・酸っぱい・しょっぱいが全て味わえる一皿。

6.Petits-fours

ポルボロン、クランキー、クッキー、ギモーブ、ショートブレッド、ピルレッタ、ショコラボンボン、パート・ド・フリュイ、マフィン、グリーンアップルとローレルのシャーベット。

そして、この後にエスプレッソをいただきました。また、16ユーロで1〜5のそれぞれのお皿に合う5種類のデザートワインをいただくことができます。食べ物も飲み物もすべてスイーツに囲まれた至福の2時間を過ごすことができました。