ヤエンうんちく ネンブツダイ著 2005改訂版
ここではチームきってのヤエン師、ネンブツダイ氏によるうんちくが書かれております。
■わがホームグランドとヤエン釣り

ヤエンで仕留めた2.4キロ
左の写真は私のホームグラウンドでの釣果です。西伊豆ではヤエン釣りをする人は、まだ少ないです。もともと、この釣りは、四国や九州で盛んな釣法です。
ヤエン釣りをこの地域で行っていると、地元のベテラン釣り師からも詳しくこの釣りの事を詳しく聞かれることがあります。
 
最近のアオリイカブームで、近年本格的に始める人たちが出てきました。私もその一人です。
 しかし地元の人たちは、ほとんどが昼夜を問わず、活アジを使ったウキ仕掛けで狙います。
■私が考えるヤエン釣りあれこれ
場所
ウキ釣りでは、堤防など、釣り場に人が多少多くても釣りが可能です。
ウキが仕掛けとアジの位置を教えてくれるため、隣の人との距離が5メートル以上あれば、うまくコミュニケーションをとれば、釣りが可能です。
ところがヤエンですとアジがどこに泳いでいってしまうか、わからないため、隣の釣り人との距離が、5メートル程度では、おまつりの嵐になってしまい、気分の悪い一日になってしまいます。

私はヤエン釣りをするときには、平日で、なおかつ、人の少ない磯、またはテトラを好んで釣行します。
自分の釣り座の左右30メートルには人がいないところでなければやりません。
アソビに来ているのに、いやな気分になったり、させてしまっては、何にもならないからです。

お気に入りポイント@
沼津から西伊豆は、浜からでもアオリイカがつれるくらいなので、ほとんどどこでも、ヤエン釣りは可能かと、思われます。新たに浜から狙うアオリイカ、ヤエン釣りに挑戦したいのです。
しかし軟体動物全体にいえることですが、塩分濃度の薄いところ、たとえば大きな川が流れ込んでいる、港や河口はタコやイカの数が少ないように感じます。

エサ
沼津〜西伊豆あたりでヤエン釣りをするなら、エサは活アジです。

スーパーで売っているような冷凍のアジでも釣れなくはないのですが、このあたりはウツボの数が半端ではありません。冷凍アジは海底に沈んでしまい、エサ投入後、10分以内でウツボの餌食になります。磯によっては、持ってきたアジはすべてウツボの餌食になることは珍しくありません。

私の経験からは、死にアジで2杯のアオリイカを上げましたが、その釣果は目視できるアオリイカの目の前にアジを投入して1分ほどでアオリイカが乗ってきたという特殊なケースです。
 
ウツボの多いポイントは、アジは自ら中層から上層の水中を泳ぐような気がします。
おそらくウツボの気配を感じるのではないでしょうか?
アジの沈め方は後に記してあります。

道具
●サオ 
・ダイワエンブレムインターライン2号5,3メートル。
・ダイワ大島2号5,3メートル。
・シマノBBX−XT ULガイド2号5,3メートル。
   
このなかで一番釣果を上げているのは大島です。
いろいろな釣りに連れて行った10年選手のサオです。
このサオは、穂先がとてもやわらかく、なおかつ胴がしっかりしているので、アオリイカがアジを抱いてもエサを離しにくく、なおかつ大き目のアジを投入しても、しっかりとした胴のおかげでしっかりと投入できます。

●リール 

・アオリマチック夜行3050番…
2号の道糸を巻いています。ヤエン最強リールです
・プロックスメガスピンMS40RD…ヤエンの本場の地域ではこのリールの愛用者が多いです。リアドラグで5ボールベアリング。回転が大変にスムーズです。ドラグが大変にやわらかく、食い込みがとても良いです。新しいうちは大変に美しいリールで、5千円〜6千円で購入できるリールとはとても思えません。
・シマノナビ2000…ドラグが少し固めですが、なかなか使いやすいリールです。

●サオ掛け
ヤエン釣りには 「サオ掛け」これがないと困ります。
いや、これがないとタックルをまるごと海中に引き落とされれしまうことでしょう。
私は安価なクーラーに第一精工の「かけ太郎」を使用しています。
1キロオーバーのアオリイカの引く力は相当なものです。過去にリールの糸巻き量を50メートルほどにしていたら、糸をすべて引き出され、サオがクーラーごと磯の上から転落して途中の崖でとまり、何とか回収できたことがあります。
それでもアオリイカは、エサを離しませんでした。すかさずヤエンを投入して釣り上げたことがあります。

●ピトン
   
なるべく軽量のものを探して使っています。
スノーピークのピトンが小型軽量でよいです。ヤエン釣りには活アジをもって行くため、荷物の重さは半端ではありません。
 
●ヤエン   
オカサンヤエンL
を愛用しています。1キロ以上のアオリイカを狙うには、とても優れたヤエンだと思います。

●ヤエンストッパー

イカクラヤエンストッパー。これをつけると釣果が倍増します。ヤエンの戻りを抑えてガッチリ掛かり、バラシが激減します。

●プラスチックのザル
アジすくいネットの代わりにそうめんの水切りなどに使う、
プラスチックのザルが大変役立ちます。
アジをすくったあと、ちょっとの間そのまま地面に置くことができるのです。
両手を開けることができるので、これ絶対お勧め!
さらにアジすくいネットより圧倒的に面積が大きいから、アジを追っかけながらすくう必要もなく、手返しが早いのです。
 
●ダイワの活かしバッカン
ダイワの活かしバッカン。ぶつけても割れない。移動中の自動車の中でもほとんど水がこぼれない。
以前はプラスチックのふたつきバケツを改造して使っていたが、アジを運んでいるとき、岩にぶつけて割れてしまい、あわててスカリに入れたが、半分くらい死んでしまったことがあり。
やはり専用に設計された道具は違うことを認識した。
私の釣法
必ずサオは2本出します。
大変にバラシの多い釣りなので、一本め、ばらしたすぐ後に、もう一本のサオで、すかさずばらした近くに仕掛けを投入します。50パーセントくらいの確立ですぐに、イカが乗ってきます。

ヤエン釣りは季節を選びません
穂先の動き
穂先がはげしく動いているときは、たいがいアジが浮いています。そのままほうっておくと、カモメの餌食になります。アジの腹を軽く押して、ガスを抜くと沈むようになります。
それでもアジが沈まない時には、アジのムナビレをすべて切り落とすと沈むようになります。ただしウツボに狙われやすくなります。
 
好きなポイント
海草や水中の様子が見える、透明度が高くて水深の浅いポイントが大好きです。
アジにアオリイカが抱きつくところまで見えることがあり、とても楽しいです。

ヤエン投入のタイミング
@アオリイカがアジに抱きつくと、サオがグーンとしなり、リールのドラグがジジジジジーとなります。
とても興奮するときです。ジジジジジーが止まった後に3分から5分待ちます。穂先のシナリ具合と、リールのドラグ音でおおよそイカのサイズを予測して待ち時間を決めます。

A
ゆっくりサオを立てていきます。このときイカが引いたら、すかさず糸を出します。
ヤエンを道糸にセットします。ヤエンが海中に入るまで、道糸は持ったままです。
このときよけいな動きを道糸に与えると、途中で絡んだりすることがあります。
 
B海中にヤエンが入ったことを確認したら、サオを立てて、糸ふけを取ります。
サオに角度をつけてなるべく早くイカまで届くようにします。

C
ヤエンが届くとイカがグングン引き始めます。穂先を下げてやり取りします。
このときにハリががっちりかかります。

D
あとは多少強引にリールをまいていきます。
イカの口の部分を早く海面上に出すことをイメージしながら寄せていきます。
最後はタモですくってゲットです。


では幸運を祈ります。アタリの数だけ捕る努力!!