K記号の使い方

K記号は、ベンガル語のフォントがない媒体でもできるだけ原語を忠実に表せるようにKOBEが考えた表記法です。
最初に言っておきますが、こんなもの憶えてもこのサイト内でしか役に立ちません。
それでも構わない人のみ、印刷するなりしてご利用下さい。
K記号の文字の羅列は、以下に述べる法則に従っています。
すべてのベンガル文字と、この法則さえ把握すれば、
どんなベンガル単語も正確に「書いて」「発音する」ことができる・・・はず。
それぞれの文字に対応したK記号については、「ベンガル文字基礎編」のページを参照して下さい。


条件1.基本的な音

 母音文字・子音文字・母音記号がくっついた子音文字については、ローマ字表記と同じように扱う。
    例) (カチェ:近くに、そばに)→ 
kaChe
 
 アルファベットで表しにくい母音・子音も、K記号をアルファベットのように使うことで表せる。
       
  (リトゥ:季節)→ 母音字「リ」のK記号は ri) なので、 ri)tu

 母音字「e」は、1つの文字で「e」という発音を表す場合と「a」と「e」の中間の発音を表す場合があるが、両者は書き方が同じで、且つ発音においても日常会話内で区別する必要はほとんどない。
 したがって、K記号上でも敢えて区別はしないことにした。

 間に h が入る音は有気音を表す( 
ka / kha : 無気音/有気音 )。
 ただし例外として、「チャ」行のみ以下のように区別してあるので、混同しないように注意。
         左: 無気音 
cha  /  右: 有気音 Cha

 文字によっては多少複雑な構成になってしまうが、それは仕方ないので基本に忠実に表した。
          (ティカナ:住所)→ 
th`ikana

 発音は同じなのに書き方が違う文字は、多少無理があるが以下のように区別した。
 僅かな差なので、注意。
         (左から順に) 
Sh  sh:  s

              (左から順に)
 j  j^

 「ん」についても同様である。即ち、以下の5つはいずれも「ん」という一文字を表している。
         (左から順に) 
n'g  n'z  n`  n  m
 
ただしこれらの「ん」に母音記号が付くと、発音は異なってくる。
    例) 母音記号「a」がついたときの発音(上の5文字について、左から順に)
          ンガ /
n'ga  ンチャ / n'za  ナ / n`a  ナ / na  マ / ma

条件2.母音記号の付かない子音文字

 「a」と「o」の中間の発音を表す場合は、「何もつかないという母音記号がついている」とみなして、 ォ を添える。
         (コラ:バナナ)→ 
kォLa
 
 「o」の発音を表す場合は、 x を添える。
 普通に o を添えてしまうと、母音記号 o をつけて書く場合と区別がつかなくなる為である。
         (ドイ:ヨーグルトのような食べ物の名)→ 
dxi

 子音のみの発音を表す場合は、 - を添える。
         (カラプ:悪い)→
 khaRap-

 これらが混在する単語もあるが、それぞれの発音パターンが分かっていれば困ることはないだろうと思う。
 例えば次の単語は、書き方としては全て「母音記号の付かない子音文字」だが、発音はバラバラである。
         (コロム:鉛筆・ペン)→ 
kォLxm-

条件3.特殊記号 

 チャンドラビンドゥは、「1つの音を表す一連の文字列の最後尾」に " を添えて表す。
 文字によっては分かりづらくなるが、K記号内に " が出てきたら、直前の文字にチャンドラビンドゥが付くわけである。
         (トートゥ:くちびる・クチバシ)→
 th`o"t`-

 オヌッシャル・ビショルゴについては、それぞれ  ;;   ::  で表す。字が小さいので注意。
        (バングラデシュ:国の名)→ 
ba;;LadeSh-

 「タ」と「ラ」の中間の発音を表す文字は、他の子音文字と同様の扱いをする。
 母音記号が付く場合は、かっこ [ ] の外側に付け、かっこの中に何かの記号が入ることはない。
        (タラタリ:急いで)→
 ta[r]ata[r]i

 「わ」などの発音を表すのに用いる特殊文字は、 y という記号で表すことにした。
 K記号をローマ字読みしていると、おかしな発音になってしまうので注意。
        (カワ:食べる・飲む)→
 khaoya

 また、この文字に母音記号が付いていない場合、条件によって読み方が変わることがある。
 そのときは、「母音記号の付かない子音文字」と同様に扱う。
        (ジャティオ:国立・国の〜)→
 jati~yx

 なおこの文字は子音字と違って、単独で「え」と読む場合がある。その場合は、 ェ を添える。
        (ジャエガ:場所)→
 jayェga

条件4.ジョプラのつく文字

 ジョプラは <○/>□ の形で表す。○には任意の子音字が入り、□にはくっつく母音記号が入る。
        (ボンナ:洪水)→
 bx<n/>a

 母音記号が何もない場合は「o」の発音になるので、子音字と同じように x を添える。
 書くときは母音記号を何も書かず、読むときは母音「o」をつけて発音するわけである。
        (ドンノバド:ありがとう)→
 dhx<n/>xbad-

 ジョプラのつく文字が語頭にあるときは、母音記号がない場合と母音記号「a」がある場合の発音が同じである。
 両者とも「a」と「e」の中間の発音になるわけだが、これらは以下のように区別した。
        (ベタ:痛い)→ 
<b/>xェtha

        (ベン:蛙)→
 <b/>aェ;;

条件5.結合文字

 結合文字は <○+△>□ の形で表す。○と△には任意の子音字が入り、□にはくっつく母音記号が入る。
        (チャットロ:学生)→ 
Cha<t+R>x
 
        (アラウッディン:人の名前)→ 
aLau<d+d>in-

 結合文字の種類によっては、「文字としては書くのに読むときは後半を無視する」というものもある。
 その場合は、読まない文字の直後に*を添える。
        (アッティオ:親戚)→ 
a<t+m*>i~yx

 
以上の条件を踏まえて、ベンガル文字表記の文章を記号化したものを、K記号と呼ぶ。
 ベンガル文字からK記号へ、そしてK記号からベンガル文字への変換ができるようになれば、
 ・・・あれ、何か役に立つのかなぁ・・・?
 
一応練習問題を用意してみました。
 次の文章を、ベンガル文字に変換してみて下さい。答えは下へスクロールすればあります。

  
 aR- pォ"yェ<t+R>iSh- minit`eR- mォ<dh/>e
   sxRish:aR- teL- kine niye asx



















 
答え)

  


 
読み:アール  ポエトゥリシ  ミニテル  モッデ  ショリシャル  テル  キネ  ニエ  アショ

  意味:あと    35        分の    間に   マスタード   油を  買って 持って 来い


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