mas ciclismo ... ヴエルタ・ア・エスパーニャ 2003 レースレポート
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ヴエルタ・ア・エスパーニャ 9月28 日(日) 第21 ステージ : マドリッド − マドリッド 130キロ

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エラス感激の表情と、ノサルの笑顔

* 今年のヴエルタの結果:3年連続、最後のTTで逆転劇。2001年カセロ(vs セビーヤ)、2002年アイトール・ゴンザレス(vs エラス)、そして2003年エラス(vs ノサル)。
最終日区間優勝はペタッキ。ジロ6勝、ツール4勝、ヴエルタ5勝、合計15勝目。でもポイント賞はツァベルの手に。

区間優勝:ペタッキ

総合順位:
grahamwatson.com
山岳賞:
grahamwatson.com
ポイント賞:
grahamwatson.com
オールラウンダー賞:
grahamwatson.com
1位:ペタッキ 3.51.19
2位:ツァベル TEL 同タイム
3位:Fロドリゲス DVE ”
4位:ウソフ PHO ”
5位:エド MIL ”
以下152位まで同タイム
1位:エラス USP 69.31.52
2位:ノサル ONC +"28
3位:バルベルデ KEL +2:25
4位:ガルデアノONC +3:27
5位:マンセボ BAN +4:47
6位:ベルトラン USP +5:51
カルデナス L2C 204pts
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カルデナスがダントツトップ。
2位のAオサは112pts
3位オラチ
4位バルベルデ
ツァベル TEL 181pts
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2位のバルベルデは161pts
3位ペタッキは160pts
ペタッキの関心は多分
区間優勝の方だったみたい
バルベルデ KEL 9pts
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総合3位+山岳4位+
ポイント2位=9ポイント
2位カルデナス
3位エラス


* Course Outline - コース概要:
お疲れ様3週間。前日で勝負はつき、最終日はマドリッドで凱旋レース。総合トップの選手は安泰。あとはスプリンターたちが区間優勝めざして小競り合いするだけか。

最後にはマドリッドの町を7回周回する。1周5.2キロだ。周回コースは、セラノ通り、ゴヤ通り、カステヤナ通り、エミリオ・カステラール広場(180度に曲がる)、カステヤナ通り、コロン広場、レコレトス通り、シベレス広場、アルカラ通り、インディペンデンシア通り、とまさにマドリッドの目抜き通りを行く。 ラスト1500mは直線コースで、2%の登り。21日間の死闘がこの日やっと終わる。

* レース・レポート:ポイント賞争いはツァベル・区間優勝はペタッキ + ノサルの晴れやかな表情も印象的。
レース前、オンセとバネストがジャージ交換をした。お互い、今年でスポンサーが降り、名門チームは消滅する。互いの健闘をたたえあう歴史的瞬間だ。

さて、 今年のヴエルタも、ツールと似たパターンになった。総合優勝は既に決まっている。問題はポイント争いだ。現在バルベルデが152ポイント、ツァベルが151ポイント、ペタッキが135ポイント。スプリントゴールを制するのは一体誰か?

今日はスプリントポイントが3箇所ある。まず最初の25キロのスプリントポイントであるアルガンダデルレイでは、ツァベル、ヴェセマン(TEL)、バルベルデ(KEL)の順でポイントを取った。この時点で、ツァベルがバルベルデをスプリントポイントで上回った。それにしても、バルベルデはコンビナダ(オールラウンダー)賞が決まっているけど、ポイント賞も積極的に狙っていくつもり?

プロトンはリラックス。最初の1時間は30.8 km/hというスローペース。 35.8キロのスプリントポイントであるモラタ・デ・タフニャでもツァベルがポイント。ヴェセマン、ヒークマンと続き、テレコムが3人でポイントをゲット。貪欲にポイントめがけていくテレコム。今回のスプリントにはバルベルデは加わらず。プロトンで、おしゃべりする彼の姿がある。どうやら、総合3位で表彰台が決定し、更にコンビナダのジャージもあるから、ポイントの赤い水玉ジャージまでは狙うつもりはないようだ。

一方50キロ過ぎ、ノサルがアタック。前に出て、観客たちをちょっぴり びっくりさせる。でもエラスは全く動じない。まだあと95キロも残っているのだ。結局ノサルのアタックは真剣勝負ではなかった模様。元のプロトンに収まった。後でノサルが語ったところによると、USPの速度が上がらないので、ジョークで仕掛けた、と応えた。なんという大物!

まあ、このノサルの演出は、ファンサービスかもしれないが、サービスタイムが終わったら、彼には役目が待っている。チームカーに行って、ドリンクボトルを受け取るのだ。昨日までのリーダージャージも、リーダーの終焉とともに、アシストの仕事に復帰だ。

67キロ地点、プロトンがフエンラブラダの町に入った。コルチョン・リラックスのスポンサーを務める自治体だ。もちろん、コルチョン・リラックスの選手たちがプロトンの先頭に立って通過していった。 79キロ地点、この日3番目のモストレスのスプリント地点。ツァベルがまた動く。しかし、ケルメも動いた。タウレルがポイント地点をトップで通過。以下、ツァベル、ヴェセマンと続く。

今までと風景が一変した。さすが、マドリッド。今までなんにもないのっぱらを走っていたことが多かったが、両側に高いビルが建つ都会を走っている。町に来た。マドリッドに来た。長かった3週間の戦いも終焉間近なのだ。

広めのアベニューをプロトンが走るのを見ていると、ちょっとシャンゼリゼを見ている感じ。シャンゼリゼに入ると途端にスピードが上がるツール同様、ここでもプロトンの動きが活発になった。沿道からの大歓声の中、プロトンが疾走する。前半、余りにプロトンのスピードが遅く、コース短縮の話が出始めたそうだ。それを知ってか知らずか、プロトンが漸く調子づいてきた。ひとり、ふたりとアタックして前に出ては、また別の選手が出る。

しかし結局予想されたとおり、最後はゴールでの集団スプリントになった。本日の中間スプリントポイント地点では、ツァベルが全てのポイントにからんだが、ゴールスプリントでは、流石にフリーで行かせてはもらえない。<目標は総合ポイント賞よりも区間優勝>といった感じのペタッキが、結局マドリッドの最終日スプリントも制した。5勝目だぜ、見たかい、といったポーズだった。これで、ジロ6勝、ツール4勝、ヴエルタ5勝、合計15勝という目を見張る新記録で 彼のグランツールは終幕した。でも、3大グランツール出場というのはしんどいことだったろう。ペタッキは、「来年は3つのグランツールには出ないよ」、とインタビューで語った。今からチームの監督に釘を刺すかのように。

ノサルのすがすがしい笑顔と エラスの言葉が印象的
レース終わってぬいぐるみを抱えながらエラスの隣でインタビューを受けたノサル。最後に敗れてグレることなく、「マドリッドに着いて、更に2位ということで満足している」という表情はほっとしたような感じに見受けられる。「今回の挫折をバネに将来は明るいね」、と言われて、明るくうなずいた。3週間を戦って晴れやかな表情だ。周囲が、ノサルは非常に性格のいい選手だと口々に言っていたが、それが頷ける とても素直な表情。それに彼はまだ若い、25歳だ。

また、同時にすがすがしかったのは いつも控えめなエラスがノサルに言った言葉。「君は僕の去年の状況と全く一緒だ。(エラスも昨年は最後のITTでゴンザレスに敗れている。)でも、一番大事なのは、起こったことのポジティブな面を見つめること。今回 一流選手の資質を見せつけることができたのだから、昨日起こったことは全て忘れて、将来を考えなくちゃいけないよ。」
実際に最後で逆転負けを喫したことのある王者が言う言葉には、説得力がある。


* エラス感激の表情と、ノサルの笑顔
marca.com / @EFEHeras marca.com / @espinosaHeras marca.com / @AFPHeras marca.com / @AFPHeras
Tour03 mas.ciclismoHeras <上の写真>一番左の写真は、前日第20ステージITTの直後涙を見せたエラス。それは感激するだろう。可能性は薄いとみられていた逆転だっただけに。。

次の写真は妻アナとの間に生まれた娘とツーショット。今年5月、娘が生まれた1週間後に父が亡くなった。今年はいろんなことが起こった。

あとの2枚はノサルとエラス。青空のように抜ける笑顔。
(クリックするとMarcaの写真サイトにJUMPします。)

<下の写真>今年のツールで。サインをしてもらった。私にサインをする選手は優勝する、というジンクス、今年も健在?!(ツール2000のザニーニ、2001のジャジャ、JC2000のコドル、JC2001のシモーニ)ベルトランがケルメの選手たちとおちゃらけている間、エラスはほとんど一言も発言することなく、静かにただただ、佇んでいた。拡大写真の方でエラスの右にいるのは、ケルメのラタサ。

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