... Vuelta a Espana 2004 NEWS * 「エラスは何度も何度も僕に先頭交代しろよ、と言った。でも僕は引かなかった。無理だよ。もしそれをやったら僕は力尽きてしまう。ステージ優勝できなくなる。僕は(ライバルの)ノサルの働きと、その後のエラスのおかげで、それを利用して勝つことができたよ。」
彼が目指すのはステージ優勝と山岳賞。総合を目指す選手であれば、この行為は許されなかったかもしれないが。
更に、「僕はステージレース向きの選手で、更にグランツールとかじゃなく、小さめのステージレースで行けるタイプの選手。いつもリーダーのそばにいて助ける役目さ。だから、今回の勝利は僕の人生において、大きなステージとなった。」
オートバイのドライバーのうち2人はベルトランと一緒のハエン出身者だった。実は去年もこのハエン出身のオートバイのドライバーがベルトランを先導し、ジョークの種になっていた。去年の第6ステージのTT。フォナックのツーレ(チュレ)は「リズムに乗れたし脚も力強く、万全の調子だった。なのに(13位でおまけに)ベルトランにまで負けてしまったよ」とエスカルティンに冗談まじりに話したという。ベルトランはこのとき6位だった。
チュレが万全でのぞんだTTでベルトランが勝つというのはちょっと考えられない。この時バイクの先導をした人物が、今回と同一だったらしい。2度目ということで、見逃すわけにも行かず、フォナックのピノ監督が、こっそり審判にクレームしたのだろう。ただ、プロとして進言しただけで、これを公にする悪意は全くなく、別にこれで処分を依頼する気はないと言っている。
ヴエルタにおけるオートバイのアシスト問題はこれが初めてではない。去年TVEのテレビ局のオートバイと大喧嘩してサイス監督がヴエルタから追い出されたのを記憶の人も多いだろう。あれは、重要な場面でノサルのライバルを、バイクが風除けをして助けたと考えたサイス監督が爆発したのだった。
まあこういった騒動があっても、強い者は勝つ。進言したところで、ピノ監督率いるフォナックはハミルトンがITT優勝。監督はハッピーだ。総合を狙えるかどうか、あとはシエラ・ネバダが勝負だと見ている。
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