... Vuelta a Espana 2004 NEWS * エヴァンスはずっとボテロと同じ部屋だったが、彼は早朝からトイレで吐いて、ベッドに戻ってこなかったという。ボテロはエヴァンスに「トイレを汚してごめん」、と言ったが、この言葉すら満足にいえないほどの状態だった。ましてヴエルタを走る状態ではなかった。
ツールは怪我で出場できなかったヴィノクロフも犠牲者となった。なんとか第5ステージは乗り切った。「食中毒は出すものを出してしまえばすぐ元気になれる、だから持ちこたえて欲しい」、そうエヴァンスは言っている。
ベルトランは99年、丁度私がスペインのニュースをチェックし始めた年にボルタ・ア・カタルーニャで総合優勝したので印象に残っている。彼にとってはメジャー・レース初タイトルだった。こちらのサイトにも掲載している通り(ページ後半)、あの時初めて手にしたリーダージャージを眺めて、「夜眠れなかった」、と言っていた。今回も同様かもしれない。
あの時は最終日に山岳TTで優勝して総合優勝を故ヒメネスからもぎとった。今回は、TTTで稼いだタイム差と山岳でちぎれず、安定した走りをしてジャージを手中に収めた。
ベルトラン:「僕みたいな選手にとっては、表彰台に乗ってリーダージャージを着るなんていうことは、一生の思い出になることなんだ。僕はいわゆる注目選手じゃない。モーターとなるポテンシャルもないし、優勝はたやすいことじゃないんだ。」
笑顔で優勝を喜ぶベルトランだが、これは彼にとって最大の喜びではない。「98年ヴエルタ。オラーノをアシストして彼が勝った時、あれは僕自身の勝利のように受け止めている。」あの時オラーノの優勝を演出したのは確かにベルトランだった。当時レースの最中、バネストはオラニスタス(オラーノ支持派)とチャバニスタス(チャバ・ヒメネス支持派)に真っ二つに割れた。ベルトランはオラーノを信じて、山岳でみんなが千切れても彼を最後までオラーノを引いた。
「どのくらいリーダーの座をキープできるかはわからない。僕らは総合を狙っているわけではない。でも、ツールの時のようにいい走りができると思っている。」
これでテレコムのリーダーは総合でトップから16秒差のC・エヴァンスになった。もっとも、テレコムがこのままレースを続けるか懐疑的な見方も一部ではあるが、チームドクターは、ポジティブなコメントを出している。ヴィノは苦しみながらも、ヴエルタを続行。第5ステージではトップから17分以上の差でゴールとなったが、区間優勝を狙っていくだろう、とチームはコメントしている。
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