| あろは aloha all cast presents"12 smile&pray" | |
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aloha productionという音楽事務所の名前は、おそらく、多くの方が聞いたことあるでしょう。UAやGRAPEVINE、さらにはSkoop On Somebodyにホフディラン、WINOといったミュージシャンが所属し、毎年、「aloha festival」という、事務所所属のミュージシャンが一堂に会するイベントライブなども行っている事務所なのですが、このたび、その事務所のミュージシャンが集まり、カバーアルバムがリリースされました。最近、カバーアルバムだったり、あるいはトリビュートアルバムだったりがはやりなのですが、こういう事務所のミュージシャンがあつまって、カバーアルバムをリリースする、というのは珍しいかも。 でも、はっきりいっておもしろくありませんでした。いや、おもしろい曲とつまんない曲に二極化していた、といった方がいいかも。個人的に、一番楽しみにしていた、UAの「傘がない」、さすがにライブでみた時には劣りますが、UAのボーカリストとしての実力を感じる名カバーでした。さらに、既にアルバムに収録されているのですが、GRAPEVINEの「青い魚」もよかった。でも、それ以外は・・・。ホフディランによる「ガンダーラ」のカバーや、STEVE ETO with bebeによる「世界の国からこんにちは」のカバーは、ある意味「お遊び」的でおもしろいといえばおもしろいんですが、他は、やっつけ仕事的な内容が多かったな・・・。WINOがmichelleと組んだ「ルージュの伝言」も、WINOの演奏はよかったけど、肝心のボーカルがいまひとつだったし・・・。 ぶっちゃけ、結局のところ、UAやGRAPEVINE、Skoop On Somebodyなどの人気ミュージシャンと、売り出し中の新人ミュージシャンの曲を同時にアルバムに収録し、新人ミュージシャンを売り出そうという、宣伝的な要素が強いオムニバス、そう感じてしまいました。でも、このカバーを聴く限り、次のヒットミュージシャンは、このアルバムに参加した中からは出てこないだろうなぁ。 評価: |
| いっしょに歌お!CBCラジオ 今月の歌セレクション/金太・古時計・KE-JA付 | |
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名古屋のAMラジオ局、CBCラジオが期間限定でコンビニ「サンクス」のみで発売した邦楽のオムニバスアルバム。このラジオ局、「今月の歌」として毎月1曲、ラジオ番組の中でへヴィーローテで流す企画をやっており、注目を集めているそうです。以前、日経エンタにも記事が載っていたので、全国レベルでも注目を集めているみたいなのですが・・・そんな「今月の歌」を集めたオムニバスアルバムがこれ。期間限定発売ということで、残念ながら既に中古屋以外で見かけることはないと思うのですが、ちょっとした機会があり、ここにきてこのCDを入手することが出来ました。 そんなわけで、「今月の歌」としてピックアップされた楽曲が数多く収録されているこのアルバム。夏川りみの「涙そうそう」や、ゲントウキの「雨上がりの朝」、酒井俊の「満月の夕」などが収録されています。基本的にAM局ということで、おそらくリスナーの対象が、30代以上なんでしょうね、楽曲は全体的にあくまでも聴かせるメロディーと日本語メインの歌詞という、ある意味保守的な楽曲がメインとなっていました。楽曲は基本的にミディアムテンポあるいはバラードの聴かせるタイプのナンバーがメインですし、サウンド面に至っては、二の次三の次。いや、もちろんメロディーや歌詞が重視されていて、30代以上にターゲットをあわせた楽曲も悪くはありません。ただ・・・ポップミュージックシーンを盛り上げるのは、今までにないタイプの楽曲、今までにないタイプの新しい才能をもったミュージシャンなんですよね。そういった意味では、この保守的な楽曲のセレクションは、個人的には少々物足りなさを感じました。 もっとも、純粋に「いい曲」も多かったのは確か。ここでも過去に取り上げたゲントウキや、また、ソウルフラワーユニオンのカバーである「満月の夕」などももちろんよかったのですが、個人的には熊木杏里の「今は昔」がよかったなぁ。全体的にしっとりとしたちょっと影のおびたサウンドに、暗い雰囲気のAメロ、Bメロ。そしてそこから一転、明るい雰囲気のサビになるんですが、そのサビもどことなく物寂しくて・・・なかなかの名曲に仕上がっていました。あと、注目は、このCD、CBCのパーソナリティーとしても活躍中の、あのつボイノリオの歌う、コミックソングの金字塔、「金太の大冒険」が収録されている点でしょう。これはご存知の方も多いと思いますが、もしまだ聴いたことない方は、どんな手段をつかっても、一度聴いてみることをお勧めします(笑)。とにかく、この「金太の大冒険」がおさめられているだけでも注目したいアルバムでした(笑)。 ま、そんなわけで、悪いアルバムではないし、機会があったら入手してもいいとは思うのですが、中古屋などを捜しまくって・・・というほどのアルバム、ではないかも。いい曲ももちろん多かったし、「金太の〜」も収録されているだけに、機会があれば、是非。 評価: |
| 一期一会〜Sweets for my SPITZ | |
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ここ最近、いわゆるトリビュートアルバムがひとつのブーム、みたいになっています。その中で出てきたのが、なんと、スピッツのトリビュートアルバム!もっとも、どちらかというと「トリビュート」というよりも、スピッツの曲を様々なミュージシャンがカバーした「カバーアルバム」みたいな感じで売り出しており、「トリビュートアルバム」とはちょっと違うのかもしれませんが。 そして、興味深いのがやはりその参加者。椎名林檎、松任谷由実、奥田民生といった大物から、中村一義、小島麻由美といった、音楽ファンならたまらない実力派ミュージシャン、GOING UNDER GROUND、POLYSICSといった、ネクスト・ブレイクが期待される若手、ゲントウキ、LOST IN TIMEといった、メジャーデビュー前の若手、さらには、羅針盤といった、スピッツのカバーが意外視される、アングラ系のミュージシャンまで、文字通り、雑多なミュージシャンが顔を合わせています。 このアルバム、聴き所は、やはり多くの人が話題にしている松任谷由実の「楓」のカバーでしょう。ユーミンが、旦那さん以外のミュージシャンとはじめて組んで歌ったこのナンバーは、荒井由実時代を思い起こすような、ユーミンのボーカリストとしての本領が発揮されているような名カバーにしあがっています。さらには、椎名林檎の「スピカ」のカバーも絶妙。下手な脚色がされず、椎名林檎の本来の持ち味と、スピッツの原曲の持ち味を共に生かしたカバーに仕上がっていました。 もうひとつの聴き所は、POLYSICSの「チェリー」のカバーでしょう。こちらも大きな話題となりましたが、なんと、この曲を、キングクリムゾンの「21世紀の精神異常者」風にカバー。というよりも、むしろ、「21世紀の〜」のパロディーを「チェリー」をつかってやった、といった方が正確かもしれません。はっきりいって、アレンジはまんまなのに、メロディーはスピッツ。かなりユニークなカバーに仕上がっている、名(迷?)カバーに仕上がっています。 全体的には、男性のカバーよりも女性のカバーの方がいいカバーが多かったような、そして、やはり売上的にある程度の結果を残しているミュージシャンの方がいいカバーを残していたアルバムでした。とはいえ、全体的によく出来たカバーも多く、実際、いろいろなところの評判を聴くと、人によって一番よく出来たと思ったカバーがマチマチなのが、その大きな証拠でしょう。それぞれのミュージシャンの実力が発揮され、さらに、スピッツの実力をあらためて感じられる、傑作のカバーアルバムだと思います。 評価: |
| 革命 | 山嵐vs雷図 |
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日本のミクスチャーロック界において、多くのファンを獲得してきた山嵐とRIZE、その2つのバンドが、このたび、なんとスピリットアルバムを発売してきました!!ちなみにRIZEは、そのバンド名を雷図と変名。そして、このアルバムが2年半ぶりのリリースとなりました。一方で、山嵐もアルバムとしてはなんと2年6ヶ月ぶり、シングルを含めても1年以上のインターバルをあけての、本当に久々のリリースとなりました。どちらのバンドも「最近、どうしたんだろう・・・」という印象を持っていたバンドなだけに、突然のスピリット盤リリースはちょっとびっくり。また、この両バンド、そんなに交流があったよな印象が、いままではなかっただけに、いきなり手を組んだという点でもびっくりしました。 ただなぁ・・・両方とも、これだけのインターバルをあけていた理由が、このアルバムを聴くとわかるような気がします。はっきりいって、おそらく両者共、満足のいくような作品が出来なかったのではないでしょうか?まあ、未確認ですが、移籍とか、それ以外のビジネス上の理由もあったのかもしれませんが、このアルバムを聴く限りだと、両者の今の勢いは、かなり酷い状態にあるように感じました。特に山嵐に関しては、はっきりいってしまえば、音がハードで爆音が心地よい・・・だけ。彼らに関しては、前作、前々作に関しても、勢いのなさを感じたのですが、今作に関しても勢いのなさをハードな音でごまかしているような印象すら感じてしまいました。一方、雷図に関しても同様。まあ、彼らはまだ、山嵐よりはしっかりとしたメロディーを書けていたような印象を受けたのですが、それでも以前にような、ポップなメロディーとハードなミクスチャーのサウンドの両立というのにはいたっておらず、やけに「和風」にこだわった歌詞が、逆に痛々しさすら感じる楽曲が多かったように感じました。 うーん、勢いのない両者が組んでも、結局、勢いのないアルバムが生まれるだけ・・・なんですよねぇ(苦笑)。両者、このような状態だと、今後も厳しいかも。久しぶりのリリースで、おそらくこのアルバムから両者、あらたな一歩を踏み出したいところだったのでしょうが、これだと、今後の活動が不安になってきます。両者とも、かなりきついよなぁ・・・。 評価: |
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| 喫茶ロック〜愛色の季節〜 ポニーキャニオン編 | |
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「喫茶店に似合う、60年代、70年代の音楽」というコンセプトのもとにつくられた、喫茶ロックの、こちらはポニーキャニオン盤。いままでの「喫茶ロック」と同様、60年代、70年代の多くの邦楽の名曲がつまったアルバムでした。 このアルバムに参加しているミュージシャンは収録順に、風コーラス団、石川セリ、絵夢、Char、ヒコ、中沢京子、NORA、丘蒸汽、保福政春、ズーニーブー、小坂恭子、田舎芝居、Sea Gullの全13ミュージシャンが参加していました。そろそろネタ切れの感もあったのでしょうか、ミュージシャンを絞ってきた感じがします。実際、いままで、70分以上収録されていたにも関わらず、今作は、50分強のみの収録時間となっていました。個人的には、「鳥が逃げたわ/石川セリ」が気に入りました。 ポニキャンというと、80年代後半から90年代初頭、女性アイドルや、ガールスポップのミュージシャンがたくさん所属していたレコード会社、というイメージがあります。このアルバムでは、いままで以上に多くの女性ミュージシャンが参加していて、まあ、時代は違うんですが「ガールスポップ」的な色合いを強く感じたのは、やはりポニキャンの伝統なのでしょうか?全体としては、ミュージシャンを絞った(?)ためか、ネタ切れ感は否めないものの、いい内容に仕上がっていたと思います。喫茶ロックシリーズ、まだ続くのでしょうか…? 評価: |
| 喫茶ロック〜アダムとイブも〜 ユニバーサルミュージック編 | |
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「喫茶店に似合う、60年代、70年代の音楽」というコンセプトのもとにつくられた、喫茶ロックの、こちらはユニバーサルミュージック盤。いままでの「喫茶ロック」と同様、60年代、70年代の多くの邦楽の名曲がつまったアルバムでした。 このアルバムに参加しているミュージシャンは収録順にヒコ、寺田十三夫、高山巌、ソウル・エイジェンツ、ポップコーン、石津善之、井上陽水、小野和子、深町純、シロー、ブレッド&バター、亀渕友香、ジプシー・ブラッド、かまやつひろし、林哲司、原田芳雄、ラム、乙女座、RCサクセション、乱魔堂の全20ミュージシャン。こちらも、今の世代にもおなじみなミュージシャンから、名前くらいは知っているという方、さらには全く初耳という方まで様々なミュージシャンが参加しています。 うーん、このアルバムも、正直、前作「日本コロムビア編」と同様に、ちょっとネタ切れかな、と感じてしまいました。井上陽水やRCサクセションといった個人的にかなり注目していたミュージシャンの曲も入っているけど…どうも、他の楽曲とあわせるためか、独自色の薄いナンバーで、さほどよくなかった…。いや、いままでのオムニバス同様、いい曲のつまったアルバムです、が、ちょっと物足りなさも感じる1枚でした。 評価: |
| 喫茶ロック エキスポアンドソフトロック編 | |
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「喫茶店に似合う、60年代、70年代の音楽」というコンセプトのもとにつくられた、喫茶ロック。今回のアルバムは、いままでのレコード会社ごとにまとめられたオムニバスアルバムとは異なり、万博と、ソフトロックをテーマとしてまとめられたオムニバスアルバムです。ザ・スリー、ナウ、NOVO、トワ・エ・モア、ザ・キャラクターズ、赤い鳥、ピース・シティー、ザ・カルア、Kとブルンネン、森山良子、ヤング・タウン・シンガーズ、牧麗子とフォーセインツ、西玲子、マイク真木、男と女、サード・ハード・オーケストラといったミュージシャンが参加している他、1970年、大阪万博の東芝IHI館で使われた、冨田勲作曲の、いままで非売品となっていたレアな音源も収録されています。 いままでの作風とちょっと違い、ピースフルなソフトロックの作品が並んだこの作品。いままでの喫茶ロック以上に、時代性を感じさせてくれます。どの楽曲も、底抜けに明るく、未来に希望をもった作品が続き、大阪万博の行われた高度経済成長期の日本全体の雰囲気を感じさせてくれます。科学文明の発展を信じ、日本の未来の希望を信じていた時代の楽曲の数々は、日本全体が行き詰まり、閉塞感のある昨今では、ともすれば滑稽にすら感じられる一方、ただ純粋に未来に希望をもてたこの時代をうらやましくすら感じる方もいるのではないでしょうか。そんな、1970年代の日本の雰囲気が、ストレートに感じさせてくれるようなオムニバスアルバムでした。 ただ、私は、このアルバムの楽曲に感じられる、無批判な未来への盲信には違和感も強く感じられたんですけどね。既にこの時代から、公害や環境汚染などの未来に対して楽観視できない問題は出てきていたわけですし。そう考えてこのアルバムを聴くと、未来に対する明るい希望の歌が、逆に、不気味にする感じられてきてしまうかも。もっとも、圧倒的にメロディーのいいナンバーが並んでいるだけに、素直に、楽曲のよさを楽しみながら聴く、というのが、このアルバムの正しい聴き方なんでしょうが。 評価: |
| 喫茶ロック〜風をあつめて〜 東芝EMI編 | |
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「カフェ」ではなく「喫茶店」という場所に似合いそうな、60年代70年代の日本のソフトロックを中心にセレクトしたオムニバスアルバム。世代的にいえば、私たちの親の世代が聴いていた音楽ということになるのですが、以前から、この時代のフォークやソフトロックは機会があれば聴いてみたいなあ、と思っていただけに、その入門書的なCDとしては、うってつけの1枚でした。 このアルバムに参加しているミュージシャンは収録順にはっぴいえんど、加藤和彦、久保田麻琴、オフコース、りりぃ、藤原秀子、柳田ヒロ、休みの国、愚、野沢享司、ROW、遠藤賢司、吐痙唾舐汰伽藍沙箱、森野多恵子、ジローズ、トワ・エ・モア、金延幸子、イースト、中川イサトの全11ミュージシャン。今の世代にもおなじみの名前から、名前くらいは知っているミュージシャン、そして初耳なミュージシャンまで、様々なミュージシャンの曲が揃っていますが、どのミュージシャンの曲も、非常にきれいで心に染みるような優しいメロディーを書いています。 個人的に、このアルバムに収録されているナンバーでいいなぁ、と思ったのは、「風をあつめて」はっぴいえんど、「マリー・ジェーン」休みの国、「何がなんだかわからない時」吐痙唾舐汰伽藍沙箱(←「とけだしたガラス箱」と読むらしい。去年発売されたオムニバス「けものがれ、俺らの猿と」にも楽曲を提供していましたね。)、「誰かのために」トワ・エ・モア、「街の海」中川イサトあたりかな。オフコースの曲なんか、おそらく私たちも知っている「さよなら」とかと比べると、イメージがちょっと違うのも興味深いです。はっぴいえんどをはじめとして、多くのミュージシャンの曲が、今なお色あせていないどころか、つまらない曲ばかり出てくる、今のヒット曲よりもはるかにいい曲をつくっていた、という事実に驚かされます。 最近、はっぴいえんどをはじめとして、この時代のミュージシャンが若い世代にも見直されてきています。サニーディ・サービスやキセル、空気公団、クリンゴンあたりが好きな方は要チェックなオムニバス。 評価: |
| 喫茶ロック〜霜の降りた朝〜 日本クラウン編編 | |
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「喫茶店に似合う、60年代、70年代の音楽」というコンセプトのもとにつくられた、喫茶ロックの、こちらは日本クラウン編盤。いままでの「喫茶ロック」と同様、60年代、70年代の多くの邦楽の名曲がつまったアルバムでした。 このアルバムに参加しているミュージシャンは収録順に、松任谷正隆、ムーンライダーズ、風、大貫妙子、イルカ、鈴木茂、南こうせつとかぐや姫、細野晴臣、山田パンダの全10ミュージシャンが参加していました。同一のミュージシャンが複数曲で参加していたり、全体の長さが60分弱程度だったりと、全体的にはネタ切れの感は否めないアルバムだったと思います。 しかし、逆にミュージシャンや楽曲を絞ったことによって、アルバム全体の出来としてはよくできていたと思います。特に、シンプルでじっくりきかせるメロディー&シンプルなアレンジという、「喫茶ロック」の王道ともいえる楽曲がほとんどで、名曲も多かったと思います。個人的には・・・松任谷由実の旦那さん、松任谷正隆のソロ楽曲ははじめて聴いたなぁ。あと、鈴木茂の「デビルゲーム」は、メロディーといい声といい、キリンジにかなり似ていました(笑)。 評価: |
| 喫茶ロック〜地球はメリーゴーランド〜 ソニー・ミュージック編 | |
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「喫茶店に似合う、60年代、70年代の音楽」というコンセプトのもとにつくられた喫茶ロックシリーズの、ソニー・ミュージック編。さすがは日本の最大手だけあって、いままでで一番豪華な内容、だったような気がします。他の2枚と同様、60年代、70年代の邦楽の名曲がつまったアルバムでした。 このアルバムに参加しているミュージシャンは収録順にガロ、赤い鳥、笠井紀美子、小坂忠、センチメンタル・シティ・ロマンス、成田賢、杏、カルメン・マキ、MAO、五輪真弓、古井戸、岡林信康、チューインガム、よしだたくろう、斉藤哲夫、愛奴、野沢享司、中川イサト、アーリィタイムス・ストリングス・バンド、つのだひろとスペース・バンドの全20ミュージシャン。こちらも、吉田拓郎といった、今の世代でもおそらく誰もが知っているミュージシャンから、全くの初耳のミュージシャンまで、さまざまなミュージシャンの楽曲が揃っていました。そして、もちろん、どの曲に関しても、とても優しいメロディーを持った曲であることは間違いありません。 このアルバムで、個人的に気に入ったのは、はずかしそうに/小坂忠、うん、と僕は/センチメンタル・シティ・ロマンス、ねぇ君/古井戸、あの娘と遠くまで/岡林信康、高円寺/よしだたくろう、君が気がかり/野沢享司、ゆうだち/中川イサト、といったあたりでしょうか。 ソニーミュージックという、日本で最大のレコード会社から出ているだけあって、いままでの中では一番充実した内容、だったと思います。個人的には、前述のバンドの中で、センチメンタル・シティ・ロマンスが一番気にかかりました。機会があればアルバムも聴いてみたいのですが・・・。吉田拓郎なども、私が知っているイメージとは、ちょっと違った感じの曲で、なにか新鮮な感じもしました。とにかくこの「喫茶ロック」シリーズ、本当にはまりそうです。 評価: |
| 喫茶ロック〜魔術〜 日本コロムビア編 | |
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「喫茶店に似合う、60年代、70年代の音楽」というコンセプトのもとにつくられた、喫茶ロックの、こちらは日本コロムビア盤。いままでの「喫茶ロック」と同様、60年代、70年代の多くの邦楽の名曲がつまったアルバムでした。 このアルバムに参加しているミュージシャンは収録順にブレッド&バター、日暮し、一匹狼、TAN TAN、宿屋の飯盛、比呂公一、菅原進、古川忠英、赤てふちん、日野原幼紀、ルウ、ミルキーウェイ、ラストショウ、トメ北川、MAO、O座標、ビリーバンバン、まがじんの全18ミュージシャン。こちらも、今の世代にもおなじみなミュージシャンから、名前くらいは知っているという方、さらには全く初耳という方まで様々なミュージシャンが参加しています。 個人的によかったのは、魔術/ブレッド&バター…くらいかなぁ。正直、いままでの「喫茶ロック」と比べて、平均的にはどの曲もよかったのですが、「おお!これは!」といった曲があまり見当たらなかった…(^^;;さすがにシリーズを重ねてきて、ちとネタ不足か??とはいえ、このオムニバスも、今聴いても十分に楽しめる曲揃いだったのは間違いありません。ただ…いままでのものと比べると、ちょっとだけ、物足りない部分もあったアルバムでした。 評価: |
| 喫茶ロック〜やさしい朝の唄〜 キング編 | |
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「喫茶店に似合う、60年代、70年代の音楽」というコンセプトのもとにつくられた、喫茶ロックの、こちらはキングレコード盤。東芝EMI盤と同様、60年代、70年代の多くの邦楽の名曲がつまったアルバムでした。 このアルバムに参加しているミュージシャンは収録順に小林啓子、細野晴臣、はっぴいえんど、佐藤博、ごまのはえ、BUZZ、大瀧詠一、はちみつぱい、大津彰、銀河鉄道、坪田直子、トラスト、六文銭、キリギリス、クニ河内、神崎みゆき、南正人の全16ミュージシャン。こちらも、今の世代にもおなじみなミュージシャンから、名前くらいは知っているという方、さらには全く初耳という方まで様々なミュージシャンが参加しています。正直、今、聴くと、ちと古いと感じるようなナンバーもあるのですが、どのナンバーもとても優しいメロディーをもった曲であることは間違いありません。 個人的によかったのは、恋は桃色/細野晴臣、月夜のドライヴ/はちみつぱい、カラカラ秋風/銀河鉄道、風来坊/はっぴいえんど あたりかな。はちみつぱいは、ムーンライダーズの前身となったグループですね。 さて、このアルバムで一番注目したいのは、個人的なお気に入りでもあげた、細野晴臣の「恋は桃色」を収録しているところでしょう。このナンバー、中村一義やサニーデイ・サービスがカバーしていることから、ご存知の方も多いのではないでしょうか。こちらはその元曲。今、聴いても時代を感じさせない名曲。中村一義やサニーデイのカバーと聴き比べてみるのも一興でしょう。もちろん、中村一義やサニーデイが好きなら、このアルバム収録曲の中に、他にも気に入るナンバーも見つかるはず。お勧めです。 評価: |
| 喫茶ロックnow | |
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「喫茶店に似合う、60年代、70年代の音楽」というコンセプトのもとにつくられた、喫茶ロックシリーズ。このアルバムは、ちょっと趣きがかわって、現在、活躍中の日本のミュージシャンの曲のうち、「喫茶店」というシチュエーションに似合いそうな楽曲をピックアップしたアルバムとなっています。 このアルバムに参加しているミュージシャンは収録順にキリンジ、フリーボ、ヨシンバ、空気公団、MAMALAID RAG、クラムボン、benzo、チキ・サウンズ、青山陽一、イノトモ、Clingon、東京ローカルホック、キセル、タイライクヤ、rallypapa and carnegie mama、コモンビル、くるりの全17ミュージシャン。当サイトでも応援している空気公団やクラムボン、キセル、くるりなどが参加しているのもうれしい限りです。 いままでの喫茶ロックが60年代や70年代のミュージシャンだったのに対して、このアルバムに参加しているのは現在活躍中のミュージシャン。ただ、今回参加しているミュージシャンの多くは、「60年代や70年代の音楽に影響をされた」という形容詞により紹介されることが多いのではないでしょうか。実際、今回のアルバムに参加したミュージシャンの多くから、はっぴいえんどをはじめとした、60年代70年代の音楽からの影響を読み取ることができます。 ただ、いままでの喫茶ロックと、この喫茶ロックnowを聞き比べると、あきらかに、リアルタイムの60年代、70年代のミュージシャンの曲と、現在に活躍している「60年代70年代に影響を受けている」ミュージシャンの曲は別物である、ということに気がつかされました。もちろん、録音技術や、アレンジの技術の進歩という面もあるでしょう。ただ、やはり周りの環境の違いや、「リアルタイム」ということと、「昔の影響を受けた」ということの違いが、楽曲にもあらわれてきているのでしょう。もちろん、だからこそ、おもしろいといえるのかもしれません。 そういえば、ちょっと意外だったのですが、サニーデイ・サービスが参加していないんですよね…曽我部のソロでもいいから、参加してほしかったかも。とりあえず、いままでの「喫茶ロック」を「懐かしい」と思って聴いていたような世代の方、必聴のアルバムです。逆に、これを気に入った方は、是非とも、他の「喫茶ロック」シリーズもチェックしてみてください。 評価: |
| シューゲイザー至上主義!! | |
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「シューゲイザー」といえば、90年代にイギリスで発生した、ロックのムーブメント。演奏時に、下を向いて演奏する独特のスタイルから、靴(Shoe)を見つめる(gaize)という意味で、シューゲイザーと呼ばれたそうです。フィードバックノイズを精一杯響かせたギターサウンドに、ポップでキュートなメロディーラインが特徴的。The Jesus and Mary ChainやMy Bloody Valentine、RIDESといったミュージシャンが代表例で、日本でもスーパーカーなど、強い影響を受けたバンドが多数活動しています(いました)。 イギリスのムーブメントとしては、「過去のもの」ともいえるジャンルなのですが、MOGWAIなどを代表として、いまなお多くのバンドがこのスタイルを継承し、根強い人気を集めています。そして、この日本でも。本作は、そんな日本で活躍するシューゲイザーバンドの作品を集めたオムニバスアルバムです。既に重鎮ともいえるCOALTAR OF THE DEEPERSを筆頭に、数多くのバンドが参加している、「シューゲイザー系」の今がわかるオムニバスになっています。 ただ、シューゲイザーといっても、タイプ的には、ジザメリやRIDESといった感じのポップなバンドではなく、MOGWAIあたりに雰囲気が近い、ポストロック系のバンドが多く参加していました。そのため、ジザメリやRIDESあたりを期待すると、ちょっと期待はずれかも。どちらかというと、様々な音を用いて、独自の音の世界を展開するサイケデリックな雰囲気に近い楽曲が多く収録されています。 出来としては、特に、これといって圧倒的に新鮮さを感じるとか、先駆的だとか、そういうバンドは残念ながらいませんでした。ただ、全体的に最近のポストロックの流れを上手くつかんで、それなりに個々のバンドとしてしっかりとそれぞれの個性を出している楽曲ばかりだと思います。やはりCOLTAR OF THE DEEPERSの出来がよく、他に飛びぬけたバンドはいないのですが・・・でも、ディーパーズとか、MOGWAIとか、このタイプのバンドが好きなら、楽しめる、要チェックのオムニバス盤だと思います。 評価: |
| スペースシャワー列伝〜宴〜 | |
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もしあなたが、ロックが好きであるのならば、このアルバムは、是非とも聴いてみてほしいです。なぜなら、このアルバムには現在日本で活動し、そして、おそらく将来的に、日本のロックシーンを変えるであろう(そして既に変えている)ミュージシャンたちの楽曲がつまっているからです。それぞれ、タイプが違うロックミュージシャンですが、おそらく、そのうち1曲は、あなたの気に入る曲、そしてミュージシャンに出会えるのではないでしょうか。 今回のこのオムニバスアルバムは、スペースシャワーTV主催で行われているライブイベント、「スペースシャワー列伝」に参加したミュージシャンが集まってできたアルバム。参加したミュージシャンは、MO'SOME TONEBENDER、NAHT、怒髪天、fOUL、キセル、YOGURT-pooh、オーサカ=モノレール、Scoobie Doo、宙ブラリ、惑星、THE BACK HORNの全11ミュージシャン。この面子を見ただけで、これは!と思った方も少なくないでしょう。そして、なんとどのミュージシャンも、このコンピレーションアルバムのために「宴」をテーマに書き下ろしたという新曲を収録している、というから驚きです。 さらに、この曲が、どれをとってもシングルカットできるのでは?というほどのクオリティーとポピュラリティーを備えた新曲になっているのも驚きでした。個人的には、モーサムの「エレキのグルー」、そしてNAHTの「或る狂騒」がよかったですね。でも、それ以外にも名曲揃いで、それぞれのミュージシャンをはじめて知る方でも、それぞれのミュージシャンの魅力がよく出ていたアルバムになっていたと思います。冒頭で述べたように、ロックが好きなら無条件でチェックしても損はないアルバムだと思います。お勧めです。 評価: |
| 戦争に反対する唯一の手段は ピチカートファイブのうたとことば | |
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昨年、惜しまれながら解散したピチカートファイブ。多くのミュージシャンからも圧倒的な支持を集めた彼らでしたが、そんなピチカートに捧げるトリビュートアルバムが完成しました。全17ミュージシャンが、ピチカートのナンバーをカバーしているのですが、とにかく、その参加したミュージシャンたちがユニーク。収録順にオリジナルラヴ、岸野雄一、QYPTHONE、RIP SLYME、デューク・エイセス、水森亜土、南佳孝、野本かりあ、曽我部恵一、コシミハル、夏木マリ、Hair、有近真澄、Reggae Disco Rockers、和田アキ子、キリンジ、市川実和子と、現在もヒットシーンの中枢で活躍するような若手ミュージシャンから、和田アキ子、夏木マリ、デューク・エイセス、水森亜土、といったベテラン勢まで、これだけ多彩な面子が一堂に会したのは、おそらく、これがはじめてではないでしょうか。さすがピチカート、といったところでしょう。 それぞれが個性的なミュージシャンだけに、それぞれ、個性あふれたピチカートのカバーを聴くことができました。ただ、その中で気に入ったのは、思いっきり明るく、非常に「ピチカートの楽曲らしく」まとめあげた、デューク・エイシスのカバーと、シンプルで、しかし、その歌声が非常に印象に残った曽我部恵一のカバーでしょうか。他にも、和田アキ子や水森亜土のカバーなども秀逸でした。ちょっと残念だったのは、RIP SLYMEかなぁ。「non stop tokyo」をラップ調にカバーしたのですが、やはりラップにはあっていなかったようです…。 このように、よく出来たカバーアルバムだと思いました。ただ、よく出来たカバー、なのは間違いなく事実なのですが、やはり野宮真貴の歌が一番だったなぁ、というのが、今回のこのアルバムを聴いて、出てしまった結論(^^;;まあ、もともとあの声にあわせた曲づくりをしていたんでしょうから仕方ないといえば仕方ないんですが…あのボーカルじゃないと、歌詞がやけに浮いちゃっていた曲が何曲かあったのが残念でした。 評価: |
| タダダー!トリビュートコンピレーションCD VOL.2「至福刑事」 | |
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スペースシャワーTVが、かつて発行していたフリーペーパー「タダダー!」にちなんだコンピレーションCDの第二弾。おそらく、ほとんどの人が(もちろん私を含めて)名前を全く知らない、アンダーグラウンドのミュージシャンの楽曲を中心とした、3枚組みのオムニバスアルバムです。この手のアングラ系のミュージシャンって、なかなか音源に触れる機会もないんで、個人的にはうれしいところ。その中でも特に最近話題のDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENと、NUMBER GIRLの「U-REI」の、レイハラカミリミックス目当てで聴いてみました。 このアルバム、1枚目は「KABUKI DEKA FESTIVAL √6」と名づけられ、2001年10月に新宿リキッドルームで行われた「歌舞伎刑事祭り√6」のライブの模様をそのまま収録、2枚目は「やまだかつて無いRemix&共作音源集」と題して、タイトル通り、意外な組み合わせの音源を収録、さらに3枚目は「ガンバって欲しい音楽家の音源集」と題し、アングラ系の、活躍が期待されるミュージシャンの音源を収録しています。 お目当てのうち、DATE COURSE〜は、アングラ系と聴いていたので、もっとおどろおどろしい(笑)のを想像していたのですが、意外とポップで聴きやすかったので驚きました。思ったより薄味に感じてしまったほど。ただ、ライブだとすごくよさそうですね…ライブを一度見てみたいミュージシャンです。ナンバガのレイハラカミリミックスは…あらためてナンバガが、決して向井のワンマンバンドではない、ということを逆に感じてしまった迷作でした(苦笑)。レイハラカミとナンバガ、ちょっとあわなかったな、正直。他は、1枚目はサイケデリックなジャズ&ロック中心。DATE COURSE〜意外は、いかにもアングラ!って感じで、ちょっと私の肌にはあいませんでした。ライブだと印象がかわるかもしれないけど。一方、2枚目3枚目はエレクトロニカなサウンドがメインになっていて、個人的にはかなりの好み。これを聴くと、アングラシーンでもかなりおもしろいミュージシャンがたくさんいるんだなぁ、ということを感じることができました。 とりあえず、日本のアングラシーン(notサブカルシーン)を知れる、というだけでも興味深い、おもしろいオムニバスだと思います。ROCK'N ONやSNOOZERに出てくるようなミュージシャンだけでは物足りなくなってきた方にお勧めしたいアルバムです。 評価: |
| 同想会'03 ASAYAN | |
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テレビ東京で人気だったオーディションバラエティー番組ASAYANからデビューした歌手の曲を集めたオムニバス盤。えっと、あまりに突っ込みどころ満載だったんでどこから突っ込んでよいのやら。とりあえず、こんなのを聴いている自分から突っ込んでおきます(苦笑)。いや、亜波根綾乃の曲が収録されていたんでつい・・・(^^;; とりあえず言わせていただければ、予想以上に酷い内容でした。ま、ASAYANからデビューした中で、モーニング娘。も鈴木あみもCHEMISTRYもなし、つまり「売れなかった連中」のみを集めているオムニバスなんで、内容はよいわけないんですが、それにしても酷すぎます。特に前半、DISC1に収録されている曲なんて、まんま小室哲哉って曲の連続。中には、小室哲哉本人が絡んでないくせに「Trance TK Mix」なんて名乗っている曲もあり・・・。おそらく「小室哲哉風にお願いします」って頼まれてつくったんでしょうが、それにしても小室哲哉はもちろんのこと、浅倉大介の足元にも及んでいない、素人に毛のはえた程度の内容の曲の連続には、聴いていて耳をふさぎたくなりました。 DISC2になると、それでも比較的「まとも」な曲も増えてくるんですが・・・それでも全体的にやっつけ仕事な楽曲が多かったなぁ。例えばCHEMISTRYやモーニング娘。といったASAYAN出身の「売れた」連中と比べると、彼らがなぜさっぱり売れなかったのか、わかるような気がします。しかし、こんなレベルでありながらも、次々とデビューできてCDをリリースできちゃったってのは、いかに当時の音楽シーンの状況が異常だったのかわかります。ある意味、CDの売上がバブリーだったころの遺物って感じですね。2枚組、聴いていて疲れました(^^;; 評価: |
| ナイアガラで恋をして 大瀧詠一トリビュートアルバム | |
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ここ最近、ちょっとしたブームとなっているのが、ひとりのミュージシャンの楽曲を、様々なミュージシャンがカバーするトリビュートアルバム。おそらく、カバー曲ブームからの流れだと思います。先日は、はっぴいえんどのトリビュートアルバムも発売されましたが、今度は、大瀧詠一のトリビュートアルバム。「君は天然色」「A面で恋をして」などの彼の代表曲から、今の段階での最新ヒット曲「幸せな結末」までを、様々なミュージシャンがカバーしています。 このアルバムでちょいと面白いのが、彼の楽曲をカバーしているミュージシャン。キンモクセイ、堂島孝平、What's Love?、クレイジーケンバンドといった、いかにも、というバンドから、ウルフルズ、DEEN、原田知世、BARGAINSや坂本美雨、さらにはなんと、演歌歌手の前川清まで参加しているという、なんか、すごく異色の組み合わせになっています。 でもなぁ、なんか全体的にいまひとつ。全員、無難に終らせているというか、カバーとしての面白みをほとんど感じませんでした。前川清の「幸せの結末」のカバーなんて、年末の、どこかのカラオケで、ちょっと歌の上手いおやじが歌っているレベルだし・・・。まあ、あえていえばウルフルズの「びんぼう'94」のカバーがよかったかな、といった程度で、期待はずれのトリビュートアルバムでした。もうちょっと、はっぴいえんどのトリビュートの時のように、本格的に原曲への愛を感じられるようなトリビュートがやはり聴きたかったな。 評価: |
| 花男 エレファントカシマシカバーアルバム | |
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ボーカリストの個性の強さを、売りにしているようなタイプのミュージシャンのカバーほど難しいものはありません。強い個性というのは、そう簡単にカバーできるものではなく、ただ単純に「真似」しただけでは、まったくもって物足りないカバーに終ってしまうからです。そして今回、数多くのミュージシャンによってトリビュートされることになったエレファントカシマシもそんなミュージシャンの一組でしょう。好き嫌いのわかれる、ボーカリスト宮本浩次の個性が嫌というほど全面に出ているエレカシの楽曲の数々は、そんじょそこらのミュージシャンが真似できるものではありません。 今回参加したのは全10ミュージシャン。怒髪天やBAZRAといった、エレカシからの影響を、彼らの楽曲から感じられるミュージシャンから、Syrup16g、石野卓球や、また、GOING STEADYのボーカル、ミネタがゴイステ解散後結成した銀杏BOYZなど、エレカシへのトリビュートが意外に感じさせるミュージシャンまで数多くのミュージシャンが参加しており、あらためて、エレカシというミュージシャンの影響力の強さを感じさせてくれました。そしてその多くのミュージシャンがエレカシの楽曲を、そのままなぞったカバーをしており・・・そして、エレカシ宮本浩次の前に、完敗する結果となっていました。 一方、カバーとしておもしろかったのは、エレカシの楽曲をまったく独自の解釈から自分なりにカバーしていたミュージシャンたちのカバーでした。具体的には、Syrup16gと銀杏BOYZのカバーがおもしろかったですね。Syrup16gは、エレカシの楽曲を、完全に自分たちの土俵に引きずり込み、その上でエレカシの曲をSyrup16gなりにカバーしており、エレカシの楽曲のよさと同時に、Syrup16gの実力も感じさせるカバーとなっていました。また、銀杏BOYZのカバーは、ミネタのアカペラという異色なカバー。それも−ちょっと表現が悪くなってしまいますが−ミネタがエレカシをネタにオナニーをしているような、でも純粋にエレカシへの愛情を感じさせるようなカバーになっていました。まあ、この手のカバーは賛否分かれそうですが、でも個人的には、その不器用ながらも純粋な、エレカシへの愛情表現に、楽曲の出来の良し悪し関係なく、心からのエレカシへの敬意を感じることができました。 とはいっても、全体的にはやはり、エレカシの楽曲をストレートにカバーしただけという楽曲が多く、物足りなさを強く感じてしまったカバーアルバムでした。うーん、やはり宮本浩次の、あの強い個性をカバーできるミュージシャンってのは、いないんですね・・・エレカシ、宮本浩次のすごさを、逆に感じてしまう1枚でした。 評価: |
| ピンポン オリジナルサウンドトラック | |
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2002年夏公開予定の映画「ピンポン」(曽利文彦監督 窪塚洋介主演)。松本大洋の同名の漫画を映画化したもので、個人的に原作の漫画も好きだっただけに、映画自体も楽しみにしているのですが、それ以上に注目しているのが、この映画に音楽の面で参加しているミュージシャン。主題歌のスーパーカー「YUMEGIWA LAST BOY」をはじめとして、石野卓球、DUB SQUAD、砂原良徳、Boom Boom Satellites、cicada、SUBTLE、sugar planet、[ma-o]、GROUP、WORLD FAMOUS、cicadaといった、現在日本のテクノ、エレクトロニカ、ポストロックシーンのトップを走るような豪華なミュージシャンたちが勢ぞろい。その、サウンドトラックがリリースされたとあっては、音楽ファンとしてチェックせざるを得られません(笑)。映画公開に先立って発売された今回のサントラ。もう、そのメンバーだけに、純粋なアルバムとして楽しみにしていました。 とにかく豪華なミュージシャンたちが集まった今回のアルバムなんですが・・・でも、あくまでも映画の「サントラ」なのかなぁ、ということを実感してしまいました。確かに、テクノ、エレクトロニカ、ポストロックの実力派ミュージシャンが参加しているだけあり、クオリティーの高い楽曲が続くのですが、映画用に原曲を短く編集されたバージョンが入っていたり、また、曲と曲のつながりがチグハグだったりして、アルバム全体の出来としては、その豪華なミュージシャン、1曲1曲の出来のよさの割りには、さほどいい出来とはいえない結果に終っていました。 まあ、あくまでも映画の「サントラ」だから仕方ないのかなぁ。その中で気に入ったのがsugar planetなるミュージシャン。女性ボーカルで、透き通ったボーカルが魅力的。ポストロックやエレクトロニカの影響を受けた、アンビエント風の楽曲がとても気持ちいい作品でした。とりあえず、映画の方も楽しみ。機会があったら見に行きたいです。 評価: |
| ぼくんち オリジナルサウンドトラック | |
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プロフィールの欄にも書いてあるのですが、個人的に西原理恵子の大ファンでして、その彼女の代表作のひとつ、「ぼくんち」についても、間違いなくいままで読んだ漫画の中で5本の指に入るお気に入りの作品だったりします。もちろん、映画も近いうちに見に行く予定!そして、その映画公開に先駆けて発売された、このオリジナルサウンドトラックをとりあえず先にチェックしてみました。 以前、この漫画「ぼくんち」を読みながら、「『ぼくんち』のBGMとして似合う音楽って、どんな音楽かなぁ」とふと考えたことがあります。その時、まず頭によぎったのがソウル・フラワー・ユニオン。でも、確かに「ぼくんち」の世界とSFUって近いように感じるのですが、SFUはちょっと狙いすぎな感もあり、個人的にはいまひとつしっくりと来ませんでした。そして、今回の映画化に際して主題歌となったのがガガガSPの「卒業」。この選択に関しては、おもわず「その手があったか!」と膝を叩いてしまいました。ガガガSPの、いい意味での垢抜けなさ、いい意味での未熟な雰囲気と、貧乏くささ(失礼!)が「ぼくんち」の世界に絶妙にマッチしており、主題歌としての起用も大正解だったと思います。 そして、このアルバムにはもう一組、気になるミュージシャンが参加していまして・・・それがはじめにきよしという2人組みのユニット。ピアニカやミュージック・ソウなどを用いたインスト曲を演奏する、ほんわかとした特徴的なユニット。2002年のフジロックにも出演した他、そのライブの評判から、一度ライブを見てみたいと思っていたユニットです。そんな彼らの奏でる、ほんわかとしていながらどこか毒の要素をもったサウンドが、これまた「ぼくんち」の世界にピッタリとマッチしており、映画の中でも上手い具合に使われているんだろうなぁ、と想像できる楽曲ばかりでした。 一方、大西ユカリと新世界、KAJA&JAMMIN'に関しては、ちょっと垢抜けしすぎていて、「ぼくんち」の雰囲気とはあっていないような印象を受けました。映画の中ではどう使われているのかわからないのですが・・・どうなんだろう?ま、ただ全体的に、やはり映画のサントラということで、映画を見ていないうちに聴くには、ちょっと物足りないものもあったのも事実。映画を見てからこのサントラを聴くとまた印象がかわってきそうなのですが・・・。とりあえず、はじめにきよしの曲を聴くだけでも、その価値あり、といった感じかな?映画、はやく見なくては・・・。 評価: |
| 細野晴臣トリビュートアルバム-Tribute To Haruomi Hosono- | |
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かつてはっぴいえんどやYMOのメンバーとして活躍し、数多くのミュージシャンに影響を与え、また、自身、作曲家として多くの名曲を世に送り出してきた、日本を代表する・・・といっても過言ではないミュージシャン、細野晴臣。そんな彼が生み出した曲の数々を、実に豪華なミュージシャンがカバーしたトリビュートアルバムが完成しました!参加メンバーは、坂本龍一や高橋幸宏といった盟友をはじめ、cornelius、東京スカパラダイスオーケストラ、矢野顕子、レイハラカミ、little creatures、高野寛、原田郁子、カヒミ・カリイ、片寄明人、□□□・・・などといった豪華メンバーに、海外からもジム・オルークが参加。また、本人の未発表音源も2曲収録し、細野晴臣ファンにとっても非常にうれしい作品になっています。 カバーは、最近の細野晴臣の傾向か、集まったメンバーの傾向か、比較的、エレクトロやポストロックといった路線のカバーがメインとなっています。どの曲も、細野晴臣の曲の良さをしっかり生かしつつ、独自の味付けを施したカバーが多く、しっかり作りこまれた作品ばかり。この手のトリビュートにありがちな、熱烈なファンが失望するようなカバーは、おそらく収録されていないと思います。そういう意味では、非常によく出来た、トリビュートアルバムになっていたと思います。 ただ一方で、個人的にどうもこの作品には違和感が否めませんでした。というのも、全体的にサブカル系のミュージシャンの、内輪的メンバーで固まっちゃっていて、どうも閉鎖的な雰囲気が否めないんですよね。まあ、身内だけがあつまって、細々とトリビュートを行ったアルバムなら、そういう内輪的雰囲気もありなんでしょうが、それにしては、メンバーも豪華で、企画も大々的だし、逆に、トリビュートされる対象が同じくサブカルの畑のみで活躍しているようなミュージシャンなら内輪的雰囲気もありなんでしょうが、細野晴臣というミュージシャンは、決してサブカルに留まらない、ともすれば歌謡曲の範疇の楽曲も多く提供していたりするミュージシャン。そういうミュージシャンへのトリビュートアルバムだからこそ、ちょっとこのアルバムは、ちょっと内輪的すぎるし、ちょっとスノッブ的だよなぁ、って感じてしまいました。 もっとも、それで、「え?」と思うようなミュージシャンが参加していたらしていたで、それはそれで不満を感じてしまいそうなんですけどね。おそらく、熱烈なファンでも納得して受け入れられる、という意味では、いいトリビュートアルバムだとは思います・・・でも、個人的には、ちょっと手放しで喜べない部分もあるんだよなぁ・・・と感じてしまったアルバムでした。 評価: |
| 真心COVERS | |
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1989年、桜井秀俊と、倉持陽一により結成された2人組のユニット、真心ブラザーズ。数々の名曲を世に送り出してきたものの、2001年の日本武道館公演を最後に活動を休止した彼らですが、このたび、そんな彼らに捧げるトリビュートアルバムがリリースされました。 このトリビュートアルバム、比較的真心のメンバー2人と親しい立場、あるいは近い立場の人たちが参加しているのが大きな特徴となっています。倉持陽一とユニットを組んだことのある奥田民生や、かつて真心のPVへ出演したことのあるPUFFY。また、YUKIはご存知のごとく、倉持陽一の奥さんですし、また、本人たちも、桜井はRosetta Gardenとして参加している他・・・ラストでは真心ブラザーズ本人が、MB's名義で「新しい夜明け」をセルフカバーしています(!)。 まあ、そんなメンバーが集まっていることもあり、アルバム全体としては、和気藹々とした雰囲気が伝わってくるような1枚になっていました。どのミュージシャンも、真心の曲を下手にいじくることなしに、かつ、自分たちの個性を活かしながら、カバーしていたと思います。特によかったのは奥田民生と忌野清志郎のカバーかな?奥田民生は、彼の持つ個性が、真心の楽曲とピッタリとマッチしていて、奥田民生の曲になっていながらも、しっかりと元曲の持つよさを出していたと思います。キヨシローは相変わらずあの特徴ある歌い方で、完全に自分の曲にしていましたが、また真心の曲の持つメロディーや歌詞といった普遍的な良さをしっかりと伝えていて、こちらもいいカバーに仕上がっていたと思います。 MB'sとしてメンバー本人も参加しているし、どのミュージシャンもそれぞれの持ち味をしっかりと出しているし、真心のファンはもちろん、このアルバムに参加しているミュージシャンのファンもチェックしておきたい1枚だと思います。真心ブラザーズへの愛を感じると同時に、真心ブラザーズというバンドが様々なミュージシャンに愛されていたんだなぁ、というのを感じさせる1枚でした。 評価: |
| 真夜中の弥次さん喜多さん オリジナルサウンドトラック | |
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「池袋ウエストゲートパーク」や「木更津キャッツアイ」などの脚本で一躍知名度を上げ、いまや人気絶頂のクドカンこと宮藤官九郎。本作は、その彼の、初の監督作品として大きな話題となった「真夜中の弥次さん喜多さん」のサウンドトラックです。あ、あのしりあがり寿の漫画を原作とした映画ということでも大きな話題となりましたね。さらにこの映画、音楽担当がなんとあのZAZEN BOYS!!もちろん本作も、ZAZEN BOYSが・・・というよりも向井秀徳が全面的に音楽を手がけた他、ZAZEN BOYSの「半透明少女関係」なども収録され、話題を呼んでいます。 そんな向井秀徳が音楽を手がけたこのサウンドトラック。基本的にはZAZEN BOYSの音で埋め尽くされたサウンドトラックとなっています。まあ、映画のサントラということで基本的にはインスト曲メインなのですが、ファンが聴いたら一発でZAZEN BOYSの音だな、と気がつく、独特のバンドサウンドを全面的に展開しています。そう、あのナンバガ時代から向井秀徳がつくりあげてきた、どこか和風の雰囲気が漂う、しかし、どこか狂ったようなギターの音色・・・本作ではそれが全面的に楽しむことが出来ます。一方で、映画の主役、長瀬智也、中村七之助が歌うテーマソングは(残念ながら)向井秀徳ではなく、クドカンと、グループ魂でもおなじみの富澤タクの手によるナンバー。ただし、こちらもかなりロック調のサウンドに仕上がっていて、ZAZENの曲の中で、違和感なく配置されています。 まあ、映画のサントラ盤ということの常で、やはりこの作品オンリーだと、ちょっと物足りなさも感じるのですが・・・少なくともZAZEN BOYSが好きなら、このインストナンバーだけで十二分に楽しめるアルバムだったと思います。ちなみに映画は見ていないです。気にはなっているのですが・・・機会がなくて・・・。 評価: |
| みやこ音楽 | |
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毎年1回、学生主催で京都大学西部講堂で行われるライブイベント「みやこ音楽祭」。毎回、音楽ファンの興味をくすぐるような、ちょっとマニアックだけど、かなり豪華な面子を呼んで話題となるライブイベントです。今回、そのライブイベントに関わるミュージシャンたちの曲を収録したオムニバスアルバムが登場しました。そこに、なんとくるりが新曲を提供し、話題を呼んでいます。 参加ミュージシャンとしては、くるりの他には、なんとローザ・ルクセンブルグの曲が収録されており、他にもキセル、ママスタジヲ、騒音寺、Limited Express(Has Gone?)などといった、インディーのミュージシャンを中心に収録。特に京都を活動の拠点としているバンドが多く参加しています。ロック、パンク色が強いバンドから、まったりとしたバラードを歌い上げるようなシンガーソングライターまで、様々なタイプのミュージシャンが参加していますが、どのミュージシャンにも共通しているのは、どれも曲とメロディーを中心に楽曲を構成しているという点ではないでしょうか。さらに、全体的にリズムやサウンドにどこか泥臭さを感じることができ、ちょっとアングラ的な匂いも感じる、下北沢や渋谷といった東京のサブカルチャーの街を拠点としているバンドとは、違った雰囲気を感じることの出来る作品でした。 おもしろい雰囲気のバンドが多い一方で、やはり、くるりの新曲とかと比べると、正直、少々見劣りがしてしまうバンドも多かったもの事実で・・・。とはいえ、いろいろなタイプのミュージシャンが参加しているだけに、一通り聴けば、気に入りそうなミュージシャンにも出会えるはず。「みやこ音楽祭」になかなか足を運べない方こそ、チェックしておきたい1枚かもしれません。 評価: |
| 14プリンセス〜PRINCESS PRINCESS CHILDREN〜 | |
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PRINCESS PRINCESSのベスト盤「プリ2」と同時に発売された、PRINCESS PRINCESSへのトリビュートアルバム・・・というふれこみなんですが、はっきりいって、単純なカバーアルバム。それも、ソニーレコードが売り出そうとしているミュージシャンたちにプリプリの曲をカバーさせて、注目を集めさせようとする意図が見え見えな、ある意味、カバーアルバムとしては「最低な意図」に基づくアルバムだったりします。 それにも関わらず、内容的にはそんなに悪くないんです。逆に、ここまで意図がはっきりしている分、中途半端に原曲へのリスペクトを示さなくてよかったためでしょうか、それぞれのミュージシャンが好きに出来た点がよかったのかもしれないですね。また、プリプリのようなタイプの曲の場合、下手な「実力派」が歌うよりも、「元気だけがとりえ」みたいなミュージシャンが歌った方がピッタリくるのかもしれないですね。はっきりいって、いわゆる「名カバー」はなかったのですが、どの曲も純粋に楽しめる内容になっており、中途半端に凝っていない分、プリプリのファンでも楽しめる内容になっていたと思います。 個人的によかったのは、ラストのAMADORIの「友達のまま」かなぁ。ピアノの音色がすごく切なくて、曲にもよくマッチしていたカバーでした。逆にkazamiの「ジュリアン」は駄作だったような印象が・・・というか、あまりにも情を込めすぎた結果、原曲の良さが完全に損なわれていたように感じました。とりあえず、参加ミュージシャンのファンや、プリプリのファンは聴いてみて損のない1枚だと思います。ま、今後、ソニーレコードが力を入れて売り出そうとしているミュージシャンばかりなので、先物買いのために聴いてみるのもいいかもしれないですね。 評価: |
| 21世紀への贈り物〜オフコースメロディーズ〜 | |
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レベッカのトリビュートアルバムと同時に発売となりました、こちらはオフコースへのトリビュートアルバムも発売されました。レベッカへのトリビュートアルバムが、正直、「?」と思うような面子が目立ったのに対して、こちらは、実力には定評のある方が揃っています。岡本真夜、米倉利紀、山口由子、スクーデリア・エレクトロ、小谷美紗子、中西圭三、辛島美登里、SALT&SUGAR(佐藤竹善&塩谷哲)、矢野顕子、小田和正とどのアーティストもある一定のレベルを保った人選となっているため、アルバムの各曲についても、いずれもある程度以上のレベルを保っていて、ほとんどストレスなしに聴けることができます。ユーミンへのトリビュートにおける椎名林檎みたいに、圧倒的な力を見せてくれた人はいなかった一方、「これはどうだろうか?」という人もおらず、そういう意味では、どのアーティストも自分のものとして聴かせてくれたため、ある1人のアーティストだけ目立つ、ということがなかったのでしょうね。あえて言うなら、小谷美紗子と矢野顕子がよかったかな?こういうトリビュートってどうしても本人の声に特色をもったアーティストが有利ですね・・・(^^;; とりあえず、こちらは文句なしに聴いてみることをお勧めします。 評価: |
| 30-35 vol.1 もう一回、バンドやろうぜ! | |
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このアルバムは、タイトル通り、30歳から35歳という年代をターゲットにして、雑誌と一緒に発売されたCDマガジンの第1弾。ちょうど今、30歳から35歳あたりの方が、中高生の頃にバンドブームというのがありました。「バンドやろうぜ!」というのは、ちょうどその頃はやっていた、バンドマン向けの雑誌の名前。そして、そのバンドブームの頃に活躍していたバンドのヒット曲が、このアルバムには収録されています。まさに、バンドブームの頃に青春を過ごした方には、たまらないアルバムと言えるのではないでしょうか。 選曲もなかなかおもしろいですよね。いきなりどしょっぱながユニコーンの「大迷惑」というセレクトもグッド。この曲、中高生の頃はわからなかった歌詞の内容が、今となっては胸に突き刺さるという方も少なくないのでは?その後もジュンスカやレベッカ、プリプリ、TM、さらにはカステラやレピッシュまで、80年代に一世を風靡したバンドが、変にサブカルちっくに走るわけでもなく、かといって下世話に大ヒット曲だけを並べるでもなく、しかし、あのバンドブームの頃に中高生を過ごした方にとってはおそらく壺に入るような選曲となっています。 ただ、私個人の感想を言わせていただくと・・・選曲が微妙に壺に入らなかったなぁ(^^;;というのも、私は今年でちょうど29歳。ターゲットよりは1つ下の年代。確かにプリプリとかユニコーンとかTMとか、昔はよく聴いていましたし、今聴いてもすごく懐かしく感じます。でも、バンドブームの頃って、私はまだ小学生で、正直、まだポップスやロックというジャンルの音楽をそんなに聴いていなかったんですよね。聴いていたとしても、それこそベタベタな大ヒット曲だけ。そういう意味では、もうちょっとバンド経験者向け、バンドブームの頃、中高生だった世代向けのセレクトだった本作は、私個人の壺からは微妙にはずれるものとなっていました。 そんな訳で、タイトル通り、30歳から35歳の方はチェックしてみてもおもしろいのでは?あんまりこういう企画が続いて、ブームみたいになっちゃうとちょっと嫌なんですが、たまには昔の曲を振り返るのも悪くないと思います。また、奥田民生やTHE BOOM、TOMOVSKY(元カステラ)など、現在でも活躍しているミュージシャンの原点ともいえる作品もつまっているだけに、今の若い世代でも興味があったらチェックしてみてもおもしろいかも。特に、氣志團のファンで25歳以下の方は、これをチェックすれば、彼らの元ネタがわかって、おもしろい・・・かも(笑)。 評価: |
| 30-35 vol.4 続・もう一回、バンドやろうぜ! | |
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30歳から35歳という年代をターゲットにした、CDマガジンの第4弾。以前発売された「もう一回、バンドやろうぜ!」の続編となります。前作同様、80年代後半のバンドブームの時の楽曲を収録したオムニバスアルバム。前作同様、30歳から35歳という世代にとっては、非常に懐かしいナンバーが並んでいます。 前作同様、選曲がなかなかいいですね。プリプリやTM NETWORKから、聖飢魔IIや、X、さらにTHE PRIVATESなどとったバンドの楽曲までも収録された作品。ただ、前作に比べて、少々、ビートロック、あるいはハードロック寄りが目立ち、パンク、あるいはオルタナ系がちょっと少なかったかなぁ、という感じがします。ただ、それでもあの時代を見事に反映した楽曲が並んでいるのも事実。あの時代をリアルタイムに生きた方には、なんともいえず懐かしいアルバムではないでしょうか。 加えて、ここらへんの曲を聴くと、しっかりと今の時代につながっているんですよね。例えば、ちょっと前にはやった青春パンクなんかは、ジュンスカやBAKUあたりと密接につながっていますし。第一、BAKUのメンバーの一人は、今でもAIRという名前で若い世代からも絶大な支持を得ていますし・・・。それだけに、もちろんこのアルバムで懐かしさを感じるのもいいんですが、次の一歩として、是非、最近の楽曲も聴いて欲しいなぁ・・・。一方で、最近の若い世代の方も、このアルバムを聴くと、意外なお気に入りに出会えるかも。タイトル通り、30代の方はもちろん、20代、10代の方も聴いて楽しめるアルバムだと思います。 評価: |
| 30-35 vol.7 「いか天」 | |
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30歳から35歳という年齢をターゲットにしたCDマガジンの第7弾。今回は、89年から90年にわたって深夜時間帯に放映され、バンドブームを巻き起こした火付け役となり、社会現象まで起こした番組「イカすバンド天国」通称「いか天」のミュージシャンの楽曲を取り上げたオムニバス盤です。たまからはじまり、FLYING KIDS、BEGINや、Jitterin'Jinn、KUSUKUSUからカブキロックスや宮尾すすむと日本の社長といった、まさにイカ天でおなじみだったバンドがずらりと並んでいます。 正直、「いか天」に関しては、リアルタイムで見ていた世代ではなく、正直言うと、当時、変なバンド(と思っていた)がどんどん出てくる、「くだらない番組だなぁ」なんてことを、子供ながらに思っていたりしていました。しかし、今から、この「いか天」より出てきたバンドを見てみると、実はとんでもない番組だったんじゃないか、と思えてきます。だって、たまは今でも音楽ファンの間の評価は高いし、他にもFLYING KIDSにBEKINでしょ、Jitterin'Jinnも、スカパンクの先駆けとして、多くのバンドがリスペクトしているし、他にも、残念ながら本作には収録されていないのですが、BLANKEY JET CITYや、さらにはLITTLE CREATURESまで(!)あの番組出身。いや、だってあれだけブームとなった「ハモネプ」だって、一番売れたRAG FAIRすら、今微妙な状態だということを考えると、これだけの面子を番組から世に送り出したというのは、とんでもない番組だったんだなぁ、と思います。 もちろん、その一方で、KABUKI-ROCKSみたいに失笑してしまうバンドもいるわけですが、まあ、それはそれでひとつの味として・・・。でも、今回、「いか天」バンドの揃ったアルバムを、私みたいにリアルタイムで聴いていなかった世代が聴くと、かなりおもしろいと感じます。というのも、結構彼ら、同時期のバンドと比べて、一歩先のことをやっているバンドが多いんですよね。例えばスカだったり、レゲエだったりファンクだったり、当時のヒットシーンではあまり受け入れられないようなジャンルを積極的に取り入れています。そのため、同時期にヒットしていた売れ線のバンドと比べると、今聴くと、彼らの方が、場合によっては一歩先を行っていたのでは?と感じてしまいました。 これは、今から聴くと、意外な発見があっておもしろいし、彼らの実力をあらためて知れるアルバム。確かに微妙な曲もあるにはあるんですが、でもどの曲もポップに聴きやすくまとめあげられていて、さらにいろいろなパターンの曲があり、最後まで飽きることなく楽しめるオムニバスでした。リアルタイムに「いか天」を見ていた方はもちろん、そうでない方も要チェックの1枚。ただ、これでブランキーとリトクリが入っていたらもっとよかったんだけどなぁ。でも、おそらく、収録を拒否されたんだろうなぁ(^^;; 評価: |