In Blue (East West Japan / AMCY-7180) Japanese CD

01. Breathless (R. J. Lange, The Corrs)
02. Give Me a Reason
(The Corrs)

03. Somebody for Someone
(The Corrs)
04. Say
(The Corrs)
05. All the Love in the World
(R. J. Lange, The Corrs)
06. Radio
(The Corrs)
07. Irresistible
(R. J. Lange, The Corrs)
08. One Night
(The Corrs)
09. All in a Day
(The Corrs)
10. At Your Side
(The Corrs)
11. No More Cry
(The Corrs)
12. Rain
(The Corrs)
13. Give It All Up
(The Corrs)
14. Hurts Before
(The Corrs)
15. Rebel Heart
(The Corrs)
16. Judy *
(The Corrs)

* Bonus Track


Produced by Robert John 'Mutt' Lange on (1), (5), (7), The Corrs on (2), (9), (13), The Corrs and DFHM on (3), (6), (8), (11), (12)
         Mitchell Froom and The Corrs on (4), (10), (14), The Corrs and Hughes & Farrell on (15)
Recorded by
Tim Martin at Westland Studios, Dublin, Ireland, Sully Sound, Vaud, Switzerland

Musicians
Andrea Corr
: Lead Vocals, Tin Whistle
Caroline Corr
: Vocals, Drums, Bodhran, Percussion
Sharon Corr
: Vocals, Violin
Jim Corr
: Vocals, Guitar, Keyboards

with
Anthony Drennan
: Guitars, Lead Guitar
Keith Duffy
: Bass Guitar
Billy Farrell : Additional Keyboards
Mitchell Froom : Additional Keyboards
Paul Duffy : Saxophone on (13)
Ronan Dooney : Trumpet on (13)


 これまで大きな力添えをしていたデヴィッド・フォスターが手を退きコアーズ自身
が主体となったアルバム作りがなされています。ホーン以外にスタジオ・ミュージシャン
の手を借りることもなく、ツアー・バンドのメンバー主体でレコーディングされている
のも自信の表れでしょう。しかし、皮肉にも全般的にアイリッシュ風味が薄れてい
ます。以前のアルバムでデヴィッド・フォスターがプロデュースしていた曲では
トラディショナルな旋律を奏でるバイオリンやティン・ホイッスルが要所に効果的に
使われていました。コアーズ単独でプロデュースした2曲(2)、(9)にはかろうじて
シャロンのアイリッシュなバイオリンが聴かれます。とはいえコアーズのアイリッシュ
としての
DNAは消し去ることはできないので、表面的なことは気にすることはないでしょう。
より音楽性の幅を広げたと思えばいいです。
 シャナイア・トゥエインを手掛けたマット・ラングによる(1)が、まるっきりシャナイア
風(「いぇ〜」と言うところがまたそっくり)な仕上がりなのは予想通りですが、(7)では
スタインバーグ&ケリーのユニットi-TEN風のハード系AORになっているのは意外でした。
マット・ラング
デフ・レパードとかハード系グループのプロデュースもしているので
ハードなサウンドは手慣れた人ですが、コアーズには適用しないかなと思ってました。
(5)は甘ったるすぎ。レゲエっぽい(13)もちょっと....
 コアーズはアイルランド人であるゆえにアメリカのカントリー音楽のように明るく開放的
にならず、マイナー・キーでちょっと暗めの曲調になるのが自然です。そこに、アンドレア
の優しいヴォーカルと透明感のあるコーラス・ハーモニーがつくことで、重たくならず
親しみやすい独自のスタイルを作っているのです。ですから元々、明るく楽しい曲って
いうのは、コーラに砂糖を入れて飲むようなもんになってしまいます。
そういう観点から見ると(12)みたいな曲が一番コアーズらしいとも言えます。

The Corrs Discography