Grown
01. Scratch
02. Rollercoaster
03. Superstar
04. Ups & Downs
05. The Moon
06. Stand (Jason Wade)
07. Little Thing
08. Happy
09. Johnny
10. Backwards (Kendall Payne, Jason Wade)
11. Aslan
12. Twenty Three
13. Pray
All Songs Written by Kendall Payne except noted
Produced By Tim Schoenhals
アヴリル・ラヴィーンの登場以降のティーン歌手ブームに先だってデビューしたものの
ブレイクすることなく表舞台から姿を消していましたが、やっと6年振りに自主リリース
ながら新作を聴くことができることとなりました。
タイトルが「成長した」という意味の「Grown」となっていることからも、その空白期間を
経た後の成長ぶりが期待されるところです。「成長した」と言ってもアルバム・ジャケットが
先の見えない階段を登っている絵が使われていることからも、発展途上であることは
言うまでもありません。そのジャケットの絵は、明るい未来に向かって元気良く歩んでいる
というよりは、重い足取りで、苦しみながら登っているという印象なのは、現在のケンドール
の心情を反映したものなのでしょう。
歌詞の内容は、ファースト・アルバムでもそうであったように、無為に人生を過ごす人
への批判や、友人への思いやり、社会の不条理、この世の無常さ、といったもので
占められていて、ラヴ・ソングがないのは、彼女自身がそういう立場にいないからなの
でしょうか。メロディ・メイカーとしては、(12)のようにシャンタール・クレヴィアジックを
思わせるようなクールに切れ味鋭い部分もありますが、どちらかというとジュエルに近い
おっとりした感じ。派手さはないですが、思わず聴き入ってしまう佳曲ぞろいです。
(13)の後に、子供時代(1987年)に録音した、へんてこな歌が入れてあるサービス付き。
メロディはっきりしなくて、曲になってないですけど、歌い方のクセは現在にも残っている
ものが見られて面白いです。