Kawaminami Mozart Fest

関係者ごあいさつ



 

実行委員長

多賀 学昭

 

 シューベルトの作品の中に「楽に寄す」という短いが大変美しい楽曲があります。以前高校の音楽の教科書に採りあげられていたものでご存知の方も多いことでしょう。堀内敬三氏の訳詩が素晴しく、学生時代にピアノの達者な友人に伴奏をせがんでは愛唱したものでした。

−楽の音/わが悩むとき/心をおとずれては/あたたかな愛を充てつつ/清らかなる境に/わが身をともないぬ  −妙なる琴の響きの/さやかになりわたれば/この世にも天つ幸あり/奇(くす)しきかな楽の音/とうとしや楽の音  <ショーバー作 堀内敬三訳>

 音楽を愛する者の心情がこれほどやさしく、簡素に表現されている例を私は知りません。音楽の持つ、暖かさ、清らかさ、そして愛。どんな場所であっても音楽が流れ始めるや、たちまちそこに一つの世界が現れてきます。音楽という芸術の霊妙な力!まことに「奇しきかな楽の音」「尊しや楽の音」。

 今年もモーツアルトを愛する人々があい集い、ここ川南町でモーツァルト祭が開催されることとなりました。モーツァルトの音楽にあふれる『愛』が皆様の心を暖かく清らかな世界へ誘ってくれることを心から念願しております。最後になりましたが、本音楽祭の開催にあたり、絶大なご支援を賜りました川南町、川南町教育委員会、宮崎県はじめ関係各位に心から感謝申し上げます。



 

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音楽監督 

馬込 勇 

 

 ともすれば、クラッシック音楽でも派手な効果や表面的な強い刺激を求めがちな風潮の中で、古典への理想を忘れないように! と始めたモーツアルト祭が早くも第4回目を迎えました。

 理想を追う若者には環境が大切です。川南町役場の方々、そして実行委員会のメンバーのひたむきな思いと努力が実を結び、今回も素晴しい環境で音楽祭を開催することができます。また、音楽祭の目標であるEducation:教育Harmony:調和Locality:地域性の趣旨をご理解、ご賛同くださり、今回も遠路オーストリアより本音楽祭だけのために来日くださるスルツァー教授、フルート奏者シュルツ先生のご好意には感謝の念にたえません。また、昨年から元NKH音楽プロデューサーの内田延子女子にアドバイザーとして参加いただき、さらに今年はモーツァルト研究の世界的大家である海老沢敏先生にもご講演いただくなど、内容的にも充実した音楽祭となりました。

 楽団は、この川南の地で合宿、音楽祭を開催するのが今年で4回目になりますが、この間海外へ留学する団員も増えてきました。ぞれぞれ年齢も出身校も違う団員が、年に1回この地に集まり、一緒に演奏をし、情報を交換し、互いに刺激しあいながら成長していく姿を見れることは、本音楽祭を開催する大きな喜びです。出会いが出会いを呼び、音楽を通じて輪が広がり、大きな力となって感動を生み出していく。それが私の願いです。

 最後に、この音楽祭を開催するにあたりご尽力、ご支援いただきました内野宮川南町長をはじめ、多くの方々に感謝申し上げます。


      
〜〜 お祝い、激励の言葉 〜〜

 

川南町長 

内野宮正英

 

 今年も、川南町トロントロンドーム・モーツァルト祭が盛大に開催されますことを心からお喜び申し上げます。

 昨年は、本場ウィーンフィルのG.フォーグルマイヤー氏の洗練されたフルートの演奏、日本モーツァルト青少年管弦楽団のさわやかな演奏、地元を中心とした100名の大合唱団との迫力ある共演など存分に楽しませていただきました。「川南でこんなすばらしい生演奏がきけるなんて。」というのが、率直な感想です。

 一方では、フルートの講習会や学校を訪問しての音楽指導、公開練習など教育的なプログラムも充実しており、他に例を見ない音楽祭へ前進したものと、大変喜んでいるところです。このような企画にご尽力いただいた、馬込勇先生、B.スルツァー先生に感謝申し上げます。

 モーツァルトの心安らぐ響きが、「川南町の冬の風物詩」として定着し、「農業の町・川南」が「文化の町・川南」としても発展することを願っています。




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