◆○◆ 「子どもたちを静かにさせるネタ〜6連発+1」 ◆○◆
                       
                       
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  子どもたちを静かにさせるためには,「静かにしてください。」と言わないこと
 が鉄則である。
  教師の張り上げた「静かにしてください!」という声が喧騒状態にさらに拍軍を
 かけてしまう。
  ならばどうするか。
  説諭せずに,モノを提示したり,活動を指示したりするのである。
  そうすることで,子どもたちがパッと集中できるのである。
  今回は,その中の具体的なネタを紹介したい。
  集中するだけではなく,「静か」にするためのネタである。
  おなじみのものからちょっとオリジナルなものまで7ネタ紹介する。
  もちろんこんなネタよりも,授業運営(導入の仕方,教材の提示の仕方)や教
 材開発(子どもの知的好奇心を生む教材開発)の良し悪しなどが「子どもたちを
 集中させ,静かにさせるため」に物を言うのは言うまでもない。
 
 <1 口パク>
  子どもの前に立つ。口パクで何かを話しているようなしぐさをする。
  これは誰でもしたことがあるだろう。
  このネタには続きも必要だ。
  子どもたちが口パクに気づき,聞き耳を立て始めると,少し声を出し,その時間
 の学習オリエンテーションを話すのである。
  聞き耳をたてはじめた子どもが数人聞こえるように…である。
  「聞き耳を立てると聞こえる」という事実も大切なのである。
 
 <2 モノを出せ!>
  とにかく子どもたちの前にモノを出すことは有効である。
  ふだんから授業の導入で袋からおもしろいモノを出してはじめることを積み重ね
 ていれば,袋を持ってきただけで,子どもたちは集中する。
  ここでのコツは,「これは何だと思う?」とか,「今からあるものを見せるよ。」
 などと言ってはいけない。
  黙って,静かに何も言わず,モノを見せるのだ。
 
 <3 パン・パン・パパパン>
  子どもたちがなかなか静かにしてくれないなぁと思ったら,突然リズムのある手
 拍子をする。「パン・パン・パパパン」。
  感のいい子はすぐ真似をして手拍子をするだろう。そうなればこっちもの。あっ
 という間に広がる。もし誰もまねをしてくれなかった時は,最初だけは「先生のま
 ねをしてください。」と伝えよう。
  このネタのコツは2つ。
  1つ目は,リズムのパターンを変化させること。同じパターンでやり続けると,
 子どもたちが飽きてきて,また喧騒状態に。「パパーンパパン「パーンパーンパパ
 パン」のように変化をさせる。
  2つ目は子どもたちが全員がそろってからは手拍子の指の数へ少しずつ減らして
 くのである。4−3−2−1−0本。子どもたちの目は教師の指に集中し,最後は
 静かになっている…はずである。低・中学年向きのネタ。
 
 <4 個別評定>
  「静かにしてください。」と言われて静かにしない理由の一つとして,その言葉
 にターゲットがないので,「自分は関係ない。」と子どもたちが一人一人思ってい
 るからである。
  そんな時は個別評定である。「○○くん,静かにしてください。」…ではなく,
 「○○くん,話をしてもいいですか?」とたずねるのである。
  もちろんこのネタを使う時は,教師と子どもの関係,個別評定をする場を考慮し
 なくてはならないが,「あなたのことですよ。」と伝えることは重要である。
 
 <5 立って黙読>
  喧騒状態の中,すぐさま「教科書を持って立ってください。」と指示する。「○
 ○ページから○○ページまで声を出さずに読みます。」「読み終わったら,座って
 もう一度同じ場所を黙読。でははじめ。」
  このネタのポイントは3つある。
  1つ目は,立つことによって静かに話を聞いている子が目立つようにし,そうで
 ない子が慌てるようにすることである。
  2つ目は,読み終わった後の時間調整の指示も出しておくことである。これがな
 いとせっかく静かになり始めた状態がまた元に戻ってしまう。
  3つ目は,指示を短く,テンポよく一つずつ伝えることである。こうした指示が
 教室にきりっとした空気を作っていく。 
 
 <6 バッテンマスク>
  低中のみに使えるネタである。静かにするまで5秒以内でできるようになる。
  静かにしてほしいなぁと思ったら「バッテンマスク」と言う。年代によってはご
 存知であろう「クイズドレミファドン」でやっていた「バッテンマスク」のイメー
 ジである。
  両手を使い,口を押さえるのである。
  具体的にはこんなやり取りになる。
  T「バッテンマーースク!」…C両手を使い,口を押さえる。
  T「1!」…C片手を口からははずし,膝の上に持っていく。
  T「0!!」…C最後の片手も膝の上に持っていく。
  この三つの指示をテンポよく間髪入れずに行っていく。繰り返し行っていけば,
 5秒以内で静かになっていく。
 
 <7 エトセトラ>
  他にも,突然絵本の読み聞かせを始めたり,音楽を流したりするのも有効である。
  冒頭部分でも延べたが,やはりその時間の学習に関係することで子どもたちを静
 かに集中させて,授業を進めていきたいものである。