舟伏山から能郷白山を望む

 20年近く前、大学の同僚に連れられてワサビ採りに出かけたことがある。あとで聞いたところによると、そこが岐阜県美山町(現山県市)の神崎川だった。

 んなことはすっかり忘れていたのですが、忙しい日々の暮らしからちょっと逃げ出したいという思いが強くなって、どこかいいところはないかと探していたとき、たまたま柳ヶ瀬で出会った人から、神崎川の支流円原川のほとりの土地を貸してもいいとおっしゃっている方があると聞いたのが95年の秋のこと。翌96年3月、下見に出かけました。残雪が30センチほどある坂道をのぼったところに、目指す場所はあった。家が倒れかかっている。案内してくれた農協の支店長は「こんなところに住んでどうするのか」という。「ここでのんびり本を読んだり、散歩したり、友人を招いてバカ騒ぎをする。ええやないですか」と答えたものです。

 ち主のSさんは、「地代はいらない。ただし家の取り壊しは自前でやってほしい。契約は無期限」とおっしゃる。いまどき、こんなことをいう人がおられるのかとびっくりした。いちおう契約書があった方がいいし、無期限というのもなんだからとのアドバイスにしたがい、「既存建物の解体撤去をもって、十年間の賃料とする」という世にもめずらしい契約書を交わしたのが6月。山小舎の完成が9月。こうして長年の夢が実現できました。

 こは今島地区。年間を通じて住む人はいない。住民票を登録している人は数所帯10人ほど。最盛期には99所帯が住み、小学校分校、道場、雑貨屋もあったというけれど、1950年代後半に村を出ていかれた。山小舎のすぐ裏には、養老年間(8世紀はじめ)創建の伝承をもつ五位神社があり、眼下に円原川が眺められ、アマゴ、イワナが釣れる。下流には「日本一の湧水」と称する場所があり、水量が減ると2キロほど水が消える。湧水地点は、土日ともなれば水を汲みにくる人が後をたたない。それほどここの水はおいしい。年によってはホタルが出る。もちろん空気の味がちがう。空が澄んでいるから星もきれいだ。

 長は古田勇さん(74歳)。わたしの後見人です。先日も、山小舎の階段に腰をおろし、缶ビールを飲みながら、むかしの暮らしについて話を聞かせてもらいました。対岸の山のいただき近く、松が見えるあたりに秋葉神社があって、毎年2回お祭りにのぼったものだという。五位神社に合祀されている秋葉さんがそれかと納得。わたしは正式の氏子ではないけれど、96年以来、五位神社のお祭りには必ずといっていいほど参加しています。

 「郷に入れば郷にしたがう」ものですよね。7月は道の除草作業。ボンベで動く草刈り機をもってついて歩きます。道が狭くて、ときおり釣り人やバーベキューを楽しみにくる人が川原に転落することがあるので、草刈りをしておくわけ。でも、彼らのなかにマナーの悪い人がいる。すれ違う際に挨拶をしないのはまだしも、待避場所に駐車するわ、ゴミは捨てるわ、草花をごっそり採っていくわ。「川や山を汚す人は二度と来るな」という立て看板をたてる地元の人びとの気持が少しわかる気がするなあ。(2004年6月記)


山小舎
山小舎
円原川
円原川(長良川の支流)
ティピ
インディアンテント・ティピ
2002年アルバム
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2005年9月23日〜25日

伊谷さん、角谷さん、影山さん、沢さん、曽根さん、丹羽さん、村井さん、諸星さん、山下さん、若狭から八十夫婦&お友だちが来られました。


澤さんと丹羽さん

曽根さんと村井さん

角谷さん

伊谷さん

諸星さん、J2、伊谷さん

敬一

八十里絵ちゃん

八十夫婦とお友だち

莉子一家も来ました

近くの川原でバーベキュー

Sと山下さん

飲みすぎでヘロヘロ?

思わずドボンの2人

若狭のサザエは最高☆

影山さんと角谷さん


夏の花がたくさん咲いていました

ザゼンソウだったかな?

気温も高く、まだ秋は遠そう

花の名前も覚えなくては

写真コメントはJ2


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