| ここにお越し下さった方の中には、パチンコ好きな方も居られると思いますが,最近のパチンコ屋さん、なんか様変わりしたなぁと、お感じになる事はありませんか?まず、最初に思い浮かぶのが、お店の命でもある「パチンコ台」。私がパチンコ屋さんへ通いだした頃、よく打っていた「羽根物」と呼ばれる機種は、隅へ追いやられ、現在は数字が3つ揃うと大当たりとなる「フィーバー機」と呼ばれるものが主流となりました。しかし、私が一番変わったと感じるのは、お店の雰囲気です。20年前の店員さんは、怖そうなおっさんばかり。その当時は、女性店員など想像も付きませんでした。この結果、初めての方でも随分入店しやすくなったと思います。ところが、同時に昔は当たり前だったものが、姿を消しました。 パチンコ店から姿を消したもの。それは、軍艦マーチと店員さんのマイクパフォーマンスです。
以下は、私がよく通っていた昭和末期から平成初期にかけて、近所のパチンコ屋さんで行われていた、マイクパフォーマンスです。尚、当時、語られていたものを録音してある訳でもなく、私の記憶に残っているもののみを記していますので、多少の違いはご容赦下さい。いや、逆に間違い箇所をご指摘下されば、幸いです。
K店
ここは私が、一番よく通っていたお店です。
「おじいちゃんも、おばあちゃんも、おにいちゃんも、おねえちゃんも、いらっしゃいませ、いらっしゃいませ、いらっしゃいませ!今、なつかしの、胸がときめくこのメロディ、軍艦マーチに乗せまして、出るわ・出るわ・出ます・出します・出させます、パチンコ五段活用を用いまして、あなたを、あなたを、夢の世界へ誘(いざな)いますれば、本日今夜も最終最後まで、あなた様のお時間が許されます限り、ご・ゆっっ〜くりとお寛ぎ下さいましてのお付き合い、よろしくよろしくお願いいたします」
当時、この「おじいちゃん・・・」から始まるフレーズは、最もポピュラーなもので、多くのお店で使われていました。このお店も、永らくこのパターンでしたが、店員さんが代わられてから、「ちょっと、おっさん代わったろか」と思うほど、かみまくられ(スラスラ言えないという意味です)その後、プッツリと途絶えました。
R店
このお店の、五木ひろし似の店員さんは、私の知る限りでは、トップクラスのパフォーマンスだったと思います。
「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ、ありがとうーございます、いらしゃいませ!本日も一日お勤めご苦労様でございました。只今のお時間をもちまして、あなた様のパチンコのお時間とさせて頂きますれば、あなた様のお好みの機種を一台お選び頂きまして、あなた様のお時間が許されます限り、ご・ゆっっっっくりとお寛ぎ下さいましてのお付き合い、よろしくよろしく、お願い申し上げます。尚、当店から非常に些細な事ではございますが、二・三ご注意お願い申し上げます。当店では中・高校生の方々、並びに18才未満の方々の御遊戯・ご来店は、堅く堅くお断り申しておりますれば、只今、お心当たりの方がいらっしゃいますれば、何卒、御遊戯ご容赦下さいますよう、よろしくよろしくお願い申し上げます。また18才になられました暁には、是非、当ホールへ足をお運びいただけますよう、よろしくよろしく、お願い申し上げます。また、本日、今一つ調子の出ないお客様におかれましては、優秀機を優先的に開放させて頂きますれば、お気軽にお近くの店員までお申し付け下さいますよう、よろしくよろしくお願い申し上げます」
私的には、「非常に些細な・・・」のフレーズが大好きでした。余談ですが、このお店にはもう一人、E.T似の店員さんもおられましたが、この方は無口でした。
新堀川(油小路通り)界隈
ここは、通りを挟んで東に一軒、西に二軒のお店がありましたが、揃ってやかましい賑やかなお店でした。
「ありました」というのは、今はもう、お店がなくなったり、別のお店に変わってしまった為です。東側にロンドン、西側にビックプラザ・ビックアコムがありましたが、私はアコムによく行ってました。
ビックアコム
「おじいちゃんも、おばあちゃんも、お兄ちゃんも、お姉ちゃんも、いらっしゃいな、いらっしゃいな、いらっしゃいな!さあ本日は花の土曜日だ。花の土曜日は堀川ビックアコムの4コーナー、タンブラーコーナー・ショウマンコーナーは、本日今夜も午後9時からはビックな出玉・ジャンボな出玉でお答えいたして参りますれば、さあ本日今夜も黄色い目印の台の前へお座り下さいませ。まだ、黄色いカードの台は、2台3台空き台がございますれば、お早くお早くお急ぎ下しませ。」
(そして9時になると同時に軍艦マーチがなりだし・・)
「さあ、本日今夜もやって参りました。只今のお時間を持ちまして、堀川ビックアコムの4コーナー、タンブラーコーナー・ショウマンコーナーは、ビックな出玉・ジャンボな出玉で・・・あ〜あ〜さあ〜さあ〜、早速来ました、タン・タン・タン・タン・タンブラー!タンブラーコーナーからは、ラストナンバー251番台のお客様、ラッキースタート、おめでとうございます!さあ、さあ、さあ、さあ、本日今夜も絶好調。絶好調のジャジャ漏れだ。本日今夜も、2台・3台・4台・5台・6台・7台・・・なんとなんと、只今連続10台の開放中でありますが、まだまだまだまだぁ、こんなもんじゃございません。・・さあ、さあ、さあ、さあ、お次はショウマンショウマンショウマンコーナーだ。ショウマンコーナーからは、これまたラッキーナンバー268番台、そこのメガネのお兄さんも、ニッコリ笑ってラッキースタート、おめでとうございます!」
と、当時はこんな調子で、マシンガントークが延々続くんですが、鬱陶しいのは、これをワイヤレスマイクを使って、真後ろに立ってやられる事です。
「・・・さあ、リーチが掛かったぞ!ナナーッ、ナナーッ、ハチ!うーん、残念!」
なんて言われた日にゃ、台をしばくぐらいは許されますね。
ビックプラザ
アコムの前の道は大通りの為、なかなか対岸のロンドンまでは行きませんでしたが、隣接するプラザの方へは、ちょうちょく行きました。ここの店員さんは、「アンタ、そんなに気張りはったらノドから血出まっせ」というぐらいのテンションでした。しかも、お店に入る前から
「いらっしゃいませ、いらっしゃいませ・・・」
と言う声が聞こえていて、入店すると同時に
「いらっしゃいました。どうぞ!」
と、大声で出迎えてくれました。
(まあ、これは余計なサービスでしたが)
L店
しかし中には、もの凄くテンポの悪い店員さんもおられました。中でも、このお店の店員さんは非常に特徴があり、
「本日のラッキーナンバー・・・はい。」
と言うように、セリフをど忘れする度に、「はい」と言う言葉で誤魔化されます。
「本日のラッキーナンバー、3番7番、3番7番で見事、揃われましたならば・・・はい」
って、揃ったらどうなるねん!と、よく突っ込んだものです。
M店
このお店の面白かった所は、何と言っても店員さんが異国人だった事です。(いや、問いただした訳ではないので、本当は日本人だったのかもしれませんが)大当たりすると
「あヒバヒバ!ヒバ、スタットン!」
(恐らく、フィーバーとスタートの意)
と明らかに東南アジア系の人を彷彿させる訛り具合いでした。(でも、フィーバーやスタートは日本語ではないのに、どうしてこのような訛りがあったのでしょう)
そして、もう一つの大きな特徴は、他のお店で大当たりすると、たいがい
「フィーバーー、スタート!」
と、「ト!」で音がシッカリ止まるのに、ここの店員さんは
「ヒーバ〜〜ッッッ・・・・」と声がフェードアウトして行くのでした。
(でも、ヒバヒバと切る時と、フェードアウトの時との使い分けは何故なのかは、分からず仕舞いでしたが)
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