Happy Third Birthday!

「オープンオフィス」を使いましょう
Let it grow ! OpenOffice.org



 最近、「OpenOffice.org(オープンオフィス)」という文書作成用の統合ソフトウェアが登場しています。Microsoft Word(ワード)と互換性があり、同等の機能を発揮することを目指して開発されて います。このソフトウェアはインターネット上で無料配布されているので、誰でも自由に使うことが出来ますし、自由に再頒布することがLGPLというライセンスのもとに認め られています。無料でありながら高機能な文書作成ツールということで、最近注目されるようになっています。

 一方、マイクロソフト社が販売する「ワード」を含んだ統合ソフトウェア「Microsoft Office(マイクロソフト・オフィス)」は、有名であっても大変高価なところが 困りものです。もちろん、コピーして他人に配るということも認められていません。改訂版が発売されるたびに買い換えていたのでは、とても不経済でしょう。 頻繁にセキュリティ上の欠陥が発見されているので、ウイルス対策などにも気を付ける必要があります。

 このようにOpenOffice.orgは市販されている製品版に決して負けないくらいの性能を備えています。恐らく初めての方は、「Q.なぜいきなりの完成度がこれほど高いのですか?」という疑問が湧くでしょう。この説明は公式ページ http://ja.openoffice.org/documents/QandA/us_general.html#us_ge_C にあります。

 『それはずばり、もともと「どっかの会社の製品だったから」で す。どっかとは今は無きStarDivision社な訳ですが、日本語版も企んでいた最中にSUNに買収されソースコードが撒かれ てしまったので、はじめから完成度が結構なものだったのです。
 日本語版や韓国版は2バイトコードの国なので、それなりの 改良をしなくてはいけないと言うことで、ずいぶん前から改良されて先のVersion 1.0でそこそこ使えるところにまで持ってこられたということなのです。』 とされています。納得いきましたか。

[最新情報]

■2004年06月21日、OpenOffice.org 1.1.2(コードネームHakone)が正式にリリースされました。

   http://ja.openoffice.org/1.1.2/ からダウンロードが可能です。

また、OpenOffice.org日本ユーザー会かもめ焼きプロジェクト (http://ja.openoffice.org/cdrom/)では、最新版の『OpenOffice.org 1.1.2』(コードネーム 箱根)を収録した箱根CDをリリースしました。

このCDの中には、 OpenOffice.org1.1.2日本語版を始め、簡易追加設定ツールやデータベースソフトMySQLやフォント、OpenOffice.org用 テンプレート、素材などOpenOffice.orgを利用する上で便利な物を収録しています。CDイメージのダウンロードは次のページにアクセスしてく ださい。 http://ja.openoffice.org/cdrom/112.html

■2004-05-21、 Open Office.org の日本語更新版 1.1.1 が正式にリリースされました。ダウンロードして利用できます。詳しくは、
「Open Office.org 最新バージョン情報」のページを見てください: http://ja.openoffice.org/marketing/news/111.html

2003109日、1.1.0 正式版が発表されました。 http://ja.openoffice.org/marketing/news/110.html および、http://ja.openoffice.org/ をご参照ください。

OpenOffice.org 1.1.0は、1.0.x系からの最初のメジャーアップグレードです。 今回は、正常な禁則処理・PDFファイルの書き出しなど、新しい機能が盛り込まれました。 なお、この1.1.0は、先に公開されていたリリース候補RC5と同じものです。

OpenOffice.org 1.1 サポートページ(Support Page)がすぐに役立ちます。http://desktop.good-day.net/ooo11/

[今 後の予定]

 目下判明している下記の不具合の一部は、独自ビルドおよび20041月以降登場予定の1.1.1にて解消される予定だそうで す。



OpenOffice.org1.1日本語版の概要を紹介します(日本ユーザー会発行のニュースリリースから引用しました。)

[リリースの経緯]

 当初の計画では、7月末に正式リリースとなっておりましたが、7月のRC1英語版リリースから、2ヶ月以上にわたってユーザーからの フォードバックを受け付け、RC5にて正式リリースとなりました。そのため、今回リリースされた正式版は、RC5と同じ物となっています。

 すでに102日に英語版がリリースされておりましたが、日本語版についても、日本ユーザー会によるQA(品質確認)テストを完了し、各ミラーサーバーか ら配布が始まりました。



[主な新機能と変更点]

* PDFファイル/Flashファイルの書き出しが可能になりました  * Microsoft Officeのファイル互換性が向上しました  * アクセシビリティ機能が追加されました  * マクロレコーダー(マクロ記録機能)が追加されました  * 禁則処理が正常に動作するようになりました * シート名に日本語が使えるようになりました  * 正規表現が使えるようになりました  * Calcの日付関連のバグが修正されました * 起動時、進捗バーが表示されるようになりました  * Basicヘルプが日本語化されました  * Calcで全角数字を文字ではなく数字として認識するようになりました

[ダウンロード]

OpenOffice.orgダウンロード 英語版・各国版  http://download.services.openoffice.org/ooo/dev_docs/source/1.1.0/index.html

Ringサーバー(ミラー) 日本語版 http://www.t.ring.gr.jp/archives/misc/openoffice/localized/ja/1.1.0/
               英語版 http://www.t.ring.gr.jp/archives/misc/openoffice/stable/1.1.0/

KDDI(ミラー) 日本語版 ftp://ftp.kddlabs.co.jp/office/openoffice/localized/ja/1.1.0/ 
英語版 ftp://ftp.kddlabs.co.jp/office/openoffice/stable/1.1.0/

慶応大学(ミラー) 日本語版 ftp://ftp.sfc.wide.ad.jp/pub/OpenOffice/localized/ja/1.1.0/ 
英語版 ftp://ftp.sfc.wide.ad.jp/pub/OpenOffice/stable/1.1.0/

日本語版ミラーサーバーリスト http://ja.openoffice.org/download/mirrors.html



[簡易追加設定ツール について]

 日本ユーザー会では、便利に使うための簡易追加設定ツール(Windows版のみ)をご用意しておりま す。これは、OpenOffice.org 1.1に含まれないテンプレートやクリップアートを追加するもので す。また、CalcのツールバーにMicrosoft Excelと同様の機能ボタンをいくつか追加します。Easy Registrationで、略してERです。今までの日本語版導入プログラム(JCP)に代わるツー ルで、しっぷす玉越さんが作成しています。詳しくは、次のサイトをご覧下さい。 http://www.shirotori.gr.jp/~katuyou/jaorigin/er.html



[現在の主な制限事項]

* Calcのタブでは、シート名に()(括弧)などの記号が使用出来ません  * 一部古いフォントは使用できません

* OpenOffice.org ダイアログでファイルの種類のバージョンが"OpenOffice.org 6.0"と表示されます

* 「行数と文字数」で罫線を表示させたPDFを出力した場合、枠線の太さが異 なって出力されます

* Windows版で縦書きPDFを出力した場合、フォントによっ て一部記号が正しく表示されません

* Linux版で、環境によっては縦書きが正しく表示されません  * Windows版以外で、Flash エクスポートに不具合があります

* メモリリークす る不具合があります

* ヘルプの一部が文字化けすることがあります これはフォント置換機能で回避できます。詳しくは下記ページをご覧下さい。

http://openoffice.s16.xrea.com:8080/pukiwiki/pukiwiki.php?%5B%5B%A5%D5%A5%A9%A5%F3%A5%C8%C3%D6%B4%B9%5D%5D



1.1.0日本語版 導入レポート
 2003819日 インターネット上のRingサーバーからダウンロードして、手元のパソコンにインストールしました。回線が高速で比較的混雑もなかったの で、ダウンロードは10分程度で完了しました。インストールは設定項目が少ないせいもあって、実際に要した時間は5分余りでした。
 日本語設定はインストールの段階で自動的に組み込まれてしまうため、インストール が済めば直ぐに使い始めることが可能です。1.0.x版のときのように後から言語設定をする必要は無くなりました。日本語入力の際、禁則処理が出来るようになりま した。入力中にキーボードを受け付けなくなるという不具合が以前のバージョンでは発生したのですが、今回のバージョンでは今のところ発生していません。

Microsoft Word」から OpenOffice.org へと移行する場合に役立つようにと、簡単な表にしておきます。

項  目

OpenOffice.org

Microsoft Word

ヘルプ機能

Wordに 準じた機能を装備。
同等の機能としてヘルプエージェントあり。
詳細ヒントをチェックするとマウスポインター上に簡易説明が自動表示さ れて便利。

メニューのヘルプを選択して表示させる。
カイル君のアドバイスを受けることも出来る。

操作画面の表示一般

緻密な印象があるが、細かいので相対的に見づらい。初期設定を変更すれば良い。
ツール>オプション>表示>スケールで120%程度に変更するとWord並みの表示。

―――

新規文書の保存方法

同右→

メニュー>「名前を付けて保存」を選択。

文書テンプレートの利用

標準的なテンプレートが付くという、ごく限られたもの。後からの追加は可能。

豊富なテンプレートが最初から添付。

編集した文書の保存方法

メニュー>保存する

メニュー>上書き保存

文書ドキュメント→HTML

同右→

HTML形 式を選択して「名前を付けて保存」

HTML→文 書ドキュメント

同右→

文書形式を選択して「名前を付けて保存」

Word文 書→文書ドキュメント変換
[doc
文書→sxw文書]

プログラムから直接開くことができる。
レイアウトが変更され、多少イメージと相違。

―――

sxw文 書→ doc文 書

―――

直接開く方法が見つからず。
途中HTML文書の変換を介せば問題なし。

テキストの改行

Wordと 同じ。

ただしHTML文書作成では、画面上と実際の 印刷イメージとではかなり相違があり、意識して使い分ける必要がある。
メニュー>表示>編集記号で確認出来ます。

基本的にはEnterキーを使用する。
ただし、同一段落内での改行はShift+Enter
HTML
文書作成でも、画面上のイメージとほぼ一致するので、気にしなくて良い。

ハイパーリンクの挿入

操作方法に大差なく、戸惑うことは少ない。

―――

罫線の処理・表の挿入

操作方法に大差なく、戸惑うことは少ない。

―――

文字化け現象の対処方法

Microsoft Word で編集したファイルを開いた時、日本語が空白で表示されてしまう場合があります。これは、指定されたフォント が使用しているパソコンに存在しないためで、広い意味での「文字化け」に当たります。空白行を正しく表示させるには、メニューバーの「編集」から「全て選 択」を選び、次にメニューバーのフォント指定でそのパソコンで使える日本語用のフォント(「東風明朝」「東風ゴシック」など)を選択します。



実際に確認できた不具合(バグ)

 ●Microsoft Wordで作成した文書を開くと、レイアウトが少し崩れるようです。これはWordの改行を正確に反映していない ことに原因がありそうに思います。元の文書スタイルが別のスタイル(この場合は「表スタイル」と入替わってしまいました。

 2003-9-7追記]レイアウトの崩れについて この件でさらに具体的なことが判りました。参考までに、私な りの修正法や回避法を書いておきます:

 問題となる箇所の記述をテキストエディタで開いたところ、<P STYLE="margin-bottom: 0cm"><BR></P>という記述が自動的に (こちらから見れば勝手に)挿入されています。これが原因と思われます。実際の例を本文から引用すると、

   『ここで整理・検証したバグは、随時開発元へフィードバックしています。</P><P STYLE="margin-bottom:  0cm"><BR></P>』という記述が登場します。

 この記述を削除してしまえば、改行と画面上のレイアウトが一致するようになりますが、OpenOffice.orgの文書編 集画面から部分的に変更することは不可能で、強制的にこのタグの挿入が自動継続されるようです。Word文書をコピーしても同じ現象が 発生するので、この現象を回避するには、いまのところ、新規作成しかないようです。

 なお、文書を作成する際、文書スタイルは「標準」ではなくて、「本文」を選んだほうが良い でしょう。標準を選ぶと、どうしてもこの問題から逃れることが出来ないようです。つまり、文書作成画面、ウェブ表示画面、印刷表示画面のそれぞれが一致し なくなる恐れが生じるので、注意した方が無難でしょう。

 ただ、この問題を編集作業で間接的に修正する方法が1つ見つかりました。まず、修正したい 文書を予め範囲選択しておき、メニューバーの下に並んでいる「ファンクションバー」の▼をクリックするか、メニュー>書式>スタイルリストから「段落のス タイル」を呼び出して、「本文」を再度指定(もともと本文に設定されていようと再度設定)することによって変更できました。これで見た目と実際のレイアウ トが一致するようになったので、間隔が開きすぎた行の改行記号を手作業で逐一削除すれば、体裁が整います。(ただし、このような手順で修正できること自 体、恐らく不具合が発生しているのでしょう。このページの記述については、以上の手順で修正済みのものをアップロードしています。)

 ●日付を挿入しても、間違った日付が挿入されてしまいます。メニュー>挿 入>フィールド>その他>日付 でフィールドタイプを指定した場合に生じるようです。(※1.1RC4版以降では、この不具合が 解消されています。)

過去のバージョ ン(OpenOffice.org1.0.x.x)とその関連ニュース
 参考となるように、以前にリリースされたバージョンに関する情報を 収録しています。その中の1.0.3.1版が一般に「安定版」の最新バージョン(2003.8.21現 在)です。QA(品質)テストを経て、正式リ リースされたバージョンが安定版と呼ばれます。Red Hat Linux 8.0に採用されていたのは1.0.1安定版の方でした。

[付録]各バージョン毎にスナップ ショットで追いかけてみました。デザインの変遷が垣間見えて面白い ですね。

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