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●転送ウィザードを使ったバックアップ


 Windows XPでプリインストールHome Editionのバックアップ方法について、解説しております。それ以外のバックアップ方法やWindowsの基本操作と用語解説は省略させていただいていますので、あらかじめ、ご了承ください。 

 前回から再インストールとリストアを実際に経験することができ、やはり「ファイルと設定の転送ウィザード」を使ったバックアップはとても便利だ。

 外付けのHDDを購入して、丸ごとバックアップしたり、バックアップユーティリティを使うのも手だろうが、すべてのシステムや大容量の動画ファイルをバックアップする必要がなければ、これで十分使える。満足感が得られなければ、ほかの方法を探れば良いと思う。


「ファイルと設定の転送ウィザード」の起動

 「スタートメニュー」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「ファイルと設定の転送ウィザード」と順にたどればOK。

 以下、画像を貼り付けて簡単に説明していく。(画像が少しわかり辛いですが・・・)また、DVDドライブを搭載したパソコンも増えているが、ここではCD-R/RWを例に解説していく。


開始の画面と新しいPCか古いPCかの選択

開始の画面が出たら続行して次へ。右の画面が出てくる。  バックアップしたいデータを送る時は、転送元の古いコンピュータを選択する。


 「ファイルと設定の転送ウィザードの開始」の画面が出たら次へ。そして右の写真のように「これはどちらのコンピュータですか?」の画面が表示されたら、「転送元の古いコンピュータ」を選択して次へ。パソコンがデータを収集する。


収集したデータの転送方法とバックアップ先を指定

「フォルダの参照」ダイアログボックスが表示されたところ。CDドライブが選択されている。

 データを収集し終えたら、転送方法(バックアップ先)を尋ねてくるので、一番下の「その他」を選択し、下右の参照ボタンをクリック。すると「フォルダの参照」ダイアログボックスが出てくる。ここではCDドライブを選択するが、ほかにバックアップしたいドライブがある場合は、そちらを選択すればOK。


データを保存する新しいフォルダを作成

 「フォルダの参照」画面で、下の「新しいフォルダの作成」をクリックして、新しいフォルダを作る。その前に、CDドライブのウィンドウは表示させておこう。

「新しいフォルダの作成」をクリックした直後の全体の画像。


新しいフォルダを選択した状態にする

 ただし、上の写真のままではデータが転送されない。下の写真のように新しいフォルダが選択されていることを確認する。もし転送に失敗したらここを確認しよう。


正確なバックアップ先が選択されていないとデータは転送されないので注意。


転送データの種類とカスタマイズを選択

 OKボタンをクリックし、「フォルダの参照」ダイアルボックスが閉じたら、次へ進む。すると下のような「何を転送しますか?」の画面が出てくる。


転送の種類を選択する。


 3パターンの転送方法があるが、「ファイルと設定の両方」ではすべてのファイルをバックアップしなければならない。それ相応の時間と空き容量も必要だ。オススメは「設定のみ」と「ファイルと設定のカスタム一覧を選択する(上級者用)」の両方を選択し、バックアップしたいシステム・アプリケーションを任意に選択し、フォルダ、ファイルを追加していく方法がもっとも効率的でベター。

 これでも電子メールでは重要なメールデータはもちろん、アドレス帳・メッセージルール(振り分け機能)もバックアップされる。 Internet Explorerでは、お気に入りもバックアップされる。また、必要な設定情報もバックアップされる。次へをクリックしよう。


バックアップするデータのカスタマイズ

一覧表から転送するものを選んで決める。


 「カスタム ファイルと設定を選択してください」の画面ではバックアップしたいシステムやアプリケーションの設定を選ぶというより、バックアップしないアプリケーションを右側下の削除のボタンをクリックし、候補から外していく。使ったことがないものは外していこう。上の写真はわかりやすいように、 Internet Explorer と Outlook Express と必要最低限のバックアップ対象を残した。

 通常、「コマンドプロンプトの設定」「サウンドとマルチメディア」「タスクバーのオプション」「ネットワークプリンタとドライブ」「マウスとキーボード」「ユーザー補助」「地域の設定」「表示のプロパティ」などは残しておくが、再設定が面倒でなければ候補から外しても構わない。

注:このコーナーはリカバリーCD-ROMを使ったWindows XPの再インストールを想定してのバックアップ方法を解説しております。


バックアップしたいフォルダを追加

 ここではさらに右側の「フォルダの追加」をクリック。下の写真のように「ユーザ名ドキュメント」をバックアップの対象に追加する。「ユーザ名ドキュメント」とはマイピクチャ、マイミュージックのデータを含めた個人のマイドキュメントのデータのことである。

 マイドキュメント内のすべてのフォルダとファイルがバックアップされ、マイピクチャ、マイミュージック内のデータをいちいちバックアップする必要がないのだから、とても便利だ。(マイドキュメントとユーザ名ドキュメントの二つがあるが、個人名の方を選ぶこと)

「フォルダの追加」をクリックし、自分のドキュメントを選択したところ。

 OKボタンを押して、さらに「次へ」をクリック。


特定のフォルダを追加した場面

ドキュメントが追加されたところ。


 上の写真は「ユーザ名ドキュメント」をリストに追加した状態。これでよければ次へ。ほかにもある場合は再度、「フォルダの追加」をクリック。


バックアップデータを収集

収集データの転送画面。

 バックアップする設定、フォルダ、ファイルが収集され、バックアップ先に転送される。データが多ければ多いほど時間も掛かる。


転送ウィザードの終了

完了の画面だが、本当に時間が掛かるのはこれから・・・

 「ファイルと設定の収集フェーズを処理しています」の画面が出たら、「完了」をクリック。ただし、CD-R/RWの場合はこれで終了ではない。


新しいフォルダをCD-R/RWに書き込む

間違っても一時ファイルを削除しないように注意する。


 左側タスクメニューの「これらのファイルをCDに書き込む」をクリックすると、バックアップ対象ファイルが「CD-R/RW」に書き込まれ、書き込みが終了すると一時ファイルが削除され、ここで初めてバックアップが完了する。


できないこと、注意すること

 転送ウィザードを使ったバックアップの注意点としては、フォルダ内のファイルはすべてバックアップできるのに、単独のファイルのみを追加できないことだ。登録されている拡張子で選別するので、「ファイルの追加」を選んでも同じ拡張子のファイルがすべてバックアップの対象となってしまう。

 ほかに個別のファイルがあるときは、ドラック&ドロップを使った部分バックアップを使って追加しよう。これなら一枚のみのファイルでも追加できる。前述の「CDに書き込む準備ができたファイル」状態のところで追加すればOKだ。

 「カスタム ファイルと設定」一覧表のところで、リストアップされているアプリケーションによっては、個別の対応を求められる場合もあるが、画面の指示に従って進めばOKだ。

 設定のバックアップはあくまで設定のみで、アップデートや修正プログラムはバックアップされない。また、リストアしたときにアプリケーションがないと設定が反映されないので、OSの再インストール後、リストア前に必要なアプリケーションはインストールしておこう。

 バックアップする際にはできるだけ「不要なファイル」は避けたいもの。ここでは詳細な解説は省きますが、前もって「ディスククリーンアップ」を忘れず実行しよう。

 アカウント情報において、唯一バックアップされないのが、受信メールサーバーのパスワード。(覚えていますか?)

 また、メッセージルールそのものは移行されるが、設定を反映させるには一部、再設定が必要だ。(リストア後ですが・・・)


※転送ウィザードを利用したリストアは次項へ



脚注:



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2004/01/10 記