![]()
(1) 過去問得点表〔合格得点モデル付き〕
2011年度・成城中の第1回入試問題を例にとって説明します。
この過去問を成城中志望のA君(6年生)が夏休み直前にやってみたところ、次のような得点だったと仮定しましょう。
| 国語(100点) | 算数(100点) | 社会(60点) | 理科(60点) | 合計(320点満点) |
| 50点 | 40点 | 27点 | 26点 | 143点 |
このテストの繰り上げ合格最低点は163点でしたので、合格するためにはあと20点足りません。このテストの得点だけを見ると算数が最も悪く、「夏休みには算数に最も多くの時間を割いて学習すべき」と思われるかもしれませんね。
では、次のデータをご覧ください。
| 国語(100点) | 算数(100点) | 社会(60点) | 理科(60点) | 合計(320点満点) | |
| A君の得点(7月) | 50点 | 40点 | 27点 | 26点 | 143点 |
| 受験者平均点 | 56.6点 | 40.7点 | 31.2点 | 28.3点 | 156.7点 |
| 合格者平均点 | 65.4点 | 51.3点 | 34.9点 | 33.7点 | 185.3点 |
上記の「受験者平均点」と「合格者平均点」は学校発表のデータ(HP掲載)です。これと比較するとどうでしょう。A君の算数の得点はこの時期にすでに受験生の平均点に近い点数で、他の教科よりも良くできていたことがわかります。さらに合格者平均点とA君の得点を比べると、「どの教科も同じくらいの割合で得点力をつけていく」ことを目標に勉強の時間配分を決めるのが得策だとわかります。
このように、それぞれの教科の得点と合計点だけから、その時点での学力を判断することはとても危険です。
そこで、合格最低点(この場合163点)を取るために各教科どれくらいの得点をしたらよいかという目安を得点表に書き加えたものが、「算数・Aセット」付録の『過去問得点表〔合格得点モデル付き〕』です。具体的には次のように各教科の得点欄の右下に合格得点の目安を小さく書きこんであります。
| 国語(100点) | 算数(100点) | 社会(60点) | 理科(60点) | 合計(320点満点) | 合格最低点 |
| 50点 (58) | 40点 (44) | 27点 (32) | 26点 (29) | 143点 | 163 |
これらの得点は学校公表の『受験者平均点』、『合格者平均点』、『合格最低点』、『実質倍率』などを参考に弊社が独自に算出したものです。これをもとにたとえば、算数が得意で国語が苦手な子であれば、算数44→47、国語58→55というようにお子さんに合わせて合格得点モデルを微調整していただければと思います。
なお、この付録はすべての販売校の「算数Aセット」についているわけではありません。上記のようなデータをまったく公表していない学校についてはこの付録はありません。また、データの一部しか公表していない学校については詳しく公表している学校と比べて信頼度が低くなることをご承知おきください。また、掲載の分量は学校によってさまざま(2年〜10年)です。一部の学校でデータ公表時期が遅く、2011年度の数値を載せてないものもあります。
弊社で学校別の各種資料を販売する目的は、受験生の『一般的な学力アップ』(主に塾の仕事)ではなく、志望校の入試での『効率的な得点力アップ』です。この付録についても、どの教科に多くの時間を割いて学習すれば、志望校の入試での効率的な得点力アップにつながるかということを知っていただきたくて作成したものです。どうぞ、お役立てください。