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Compilations&Others  Column


                    

Good As I Been To You

Good As I Been To You

【Released:1992.11.3】

スタジオ・レコーディングの新作として《Under The Red Sky》以来約2年ぶりで発表された37枚目のアルバム。驚いたことに全曲ディランのギター弾き語り。しかも、ディランのオリジナルではなく、トラディショナル・ソングが並べられていた。奇しくもディランがレコード・デビューしてからちょうど30年目の節目の年、たんなる気まぐれかもしれないが、自らのルーツを再確認するかのようだ。

1.Frankie&Albert

軽快なイントロで始まるブルース曲。相変わらずラフなギターだが、よくよく聴いてみると、やはりディランはギターの名手だなと思う。比較対象ではないが、ブルース・スプリングスティーンがかつてギター1本で発表したアルバムと比べても表現力の格の違いを感じざるを得ない。

2.Jim Jones

イギリスからオーストラリアに流刑された男を歌った歌。ディラン独特の歌い方をもう少し何とかしてほしいと思ったが、意外とこの曲に合っているのかもしれない。

3.Blackjack Davey

マイナー調の曲だが、歌われている内容は結構陽気。ディランのギターがいい。

4.Canandee-i-o

個人的な見解として、この曲でのディランの歌い方とギター・ワークは最高だと思う。

5.Sittin' on Top of the World

久々にディランのうまいハーモニカが登場。ギターもいい。

6.Little Maggie

この曲でのギターはかなりシンプルに聴こえるが、結構凝った演奏のように思われる。

7.Hard Times

この曲は有名なフォスターの曲だそうだ。ディランはやはり伝統的なアメリカのシンガーなのだと妙に感心してしまった。

8.Set It Up and Go

アップテンポでファンキーなギターがいい。ディランもかなり乗って歌っている気がする。

9.Tomorrow Night

この曲でもディランのハーモニカが聴ける。ディランの声の響きが印象的な曲。

10.Arthur McBride

この曲は古いアイリッシュ・バラッドだそうだ。シンプルかつ丁寧なアレンジで歌われている。

11.You're Gonna Quit Me

ギターの低音部分の響きがいい。

12.Diamond Joe

師匠ランブリン・ジャック・エリオットも取り上げた曲。陽気なカウボーイ・ソング。

13.Froggie Went A-Courtin'

アルバムのライナー・ノートによれば、この曲は多くのアメリカ家庭でチルドレン・ソングとして親しまれてきた曲だそうだ。結構真剣に歌っているディランの姿を想像すると面白い。

【執筆:2000.12.6】


The Bootleg Series Vol.1-3 The 30th Anniversary Concert Celebration