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Compilations&Others  Column


#7 2001年3月14日 日本武道館

とうとうこの日がやってきてしまった。2月25日、大宮からスタートしたディランの来日公演も今夜の武道館で幕を閉じた。

武道館でディランを聴くのは7年ぶり、思えば1978年3月3日、僕が初めてディランを生で聴いたのもこの武道館。中学2年のときだった。あれから23年、何度もディランに嫌気がさして、もう聴くまいと思いながら、とうとう離れられずに今日に至ってしまった。

今夜のセット・リストは後述のとおり。僕にとっての初出は5、6、7、8、10、11、,17の7曲であった。ディランの調子は悪くはなかった。結構ハードな日本公演だったと思うが、声も良く出ていた。

今夜の感想はうまく書けない。正直言って放心状態。心にぽっかりと穴のあいたような気持ちである。とりあえず思い出されるのは〈Heaven's Door〉。オリジナルとは違ったメロディが挿入されていて妙に斬新だった。いいアレンジだ。

15が終わったところでディランはトニーとなにやら話し込んでいた。客席からのリクエストに応えようとしたのか定かではないが、客席に耳を向けて何か聞き取ろうとしている感じがした。

アンコール最後の〈Blowin' In The Wind〉が終わり例の不動のポーズを決めてディランが去ったあとも客席の拍手は鳴りやまなかった。いつもと違い客席の照明はなかなか点かなかった。もしかしたらダブル・アンコールがあるのかと期待したが、やはり叶わなかった。

会場をあとにして靖国通りまで出たところで「Highway61」と名乗るアマチュア・バンドがディランのカバーを演っていた。しばし立ち止まって聴いてみたが、やっぱりだめだ。正直言って本物じゃないと聴く気になれなかった。

次はいつ日本に来てくれるのだろうか。頼むから毎年来てくれないだろうか。僕にとっては久しぶりに熱くなった今回の日本公演。少し落ち着いたところで改めてまとまったレヴューを書きたいと思う。

(2001年3月14日、日本武道館のセット・リスト)

1.Duncan And Brady (acoustic)
2.Mr.Tambourine Man(acoustic) (Bob on Harp)
3.Desolation Row(acoustic)
4.Stuck Inside Of Mobile With Memphis Blues Arain
5.Tryin' To Get To Heaven
6.'Til I Fell In Love With You
7.Mama,You Been On My Mind(Acoustic)
8.It's All Over Now,Baby Blue(acoustic)(Larry on steel guitar)
9.Tangled Up In Blue(acoustic)
10.Not Dark Yet (Larry on steel guitar)
11.Cold Irons Bound
12.Rainy Day Woman #12&35
(encore)
13.Love Sick
14.Like A Rolling Stone
15.If Dogs Run Free (acoustic) (Larry and Charlie on electric guitars)
16.All Along The Watchtower (Larry on steel guitar)
17.Knockin' On Heaven's Door(acoustic)
18.Highway 61 Revisited
19.Blowin' In The Wind (acoustic)

【執筆:2001年3月15日】