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Compilations&Others  Column


#6 2001年3月10日 広島厚生年金会館(顛末)

前日の福岡に続き、広島までやってきた。現地は雨模様。

この日は神奈川県から博多までわざわざラーメンだけを食べに飛行機に乗ってやってきた会社の同僚と朝からラーメン三昧。現地到着がギリギリの16時55分博多発の「のぞみ」出発直前までラーメンをすすり、都合7人前は食べただろうか。この満腹感からくる疲労で睡魔が襲ってくる。心配なのは広島を通り過ぎて東京まで寝過ごしてしまうことだ。そうなったら泣くに泣けない。結局、博多で別れた同僚に程よい時間に電話をかけてもらい起こしてもらうことにした。

無事、広島駅に到着。駅に程近いホテルにチェック・イン。会場までは少々距離がある。すぐに気を取り直してタクシーを呼んでもらう。雨のため道路が混んでいる。かなりあせったが開演10分前に会場に到着。開場がおそかったのか、入り口はかなりの列が出来ている。昨日福岡で見かけた謎のアメリカ人女性が今日もいた。ヒッチ・ハイクでここまで来たのだろうか。

席は2階席だったが、かなり空席が目立つ。かなり遠い席だが、ディランを真正面にみることができた。この日もほぼ定刻どおり19時にステージは始まった。今日の初出は4、8、10、17の4曲だった。このうち8、10は特に出来のいい演奏だった。

この日もディランの調子は最高だった。ハーモニカは1曲だけだったが、この日はディランのリード・ギターが冴えまくっていた。ディランのリード・ギターは低音部分を多用した独特のものだが、それゆえ一瞬だけの高音部分が見事に生きてくる。

客席の盛り上がりもすばらしかった。アンコールの後半は名残惜しむようにディランの名前がコールされ、もしや2度目のアンコールがあるかと思われたが、無常にも客席の照明が点灯してしまった。

コンサートが終わり、お好み焼きでも食べに行こうとトボトボ歩いた。平和公演の横をずっと過ぎ、ちょうど全日空ホテルの入り口に差し掛かった。何気なくせまい入り口だなと思いつつ通り過ぎようとしたところ、ワゴン車が止まりギター・ケースが運び出だされた。もしやと思い近寄ると、ラリーが車から降りてきた。あれっ、思わずラリーと呼んでみたが無視された。その少し先にはベースのトニーがいたような気がする。この連中がディランのバック・メンバーに間違えないのは確かだ。いつもステージの左手で鋭い目を光らせているあの黒人のボディー・ガードもいたからだ。なんだ、ここに泊まっていたのか。

時刻は21時45分。ステージが終わりすぐにホテルに戻ったのだ。今日は新幹線もないし広島に泊まって明日名古屋に行くのかな。するとディランもここに泊まっているのだろうか。

ついつい野次馬根性を出して、いやそれよりもなんとしても実物のディランを間近に拝んでみたいという願望が抑えられず、ホテルのロビーで30分ほど張り込みを続けたが、とうとうディランは現れなかった。たぶん別のホテルだったのじゃないだろうか。それとも、2階の宴会場から出てきた同窓会の集団に紛れて見失ってしまったのか。同様にディランのコンサート・ポスターを抱えた何人かのファンが不自然に待ち構えていたが、その後どうしたのだろうか。

一目ディランに会って、感謝の言葉を述べたいと思ったが、それが叶わなかったことが心残りで仕方なかった。

追伸 ディランに会うのをあきらめて、お好み村の前のお好み焼き屋?に入ってレモンの酎ハイを2杯飲みながら肉とソバ入りのお好み焼きを食べたが、ひどくまずかったのも心残りであった。

(2001年3月10日、広島厚生年金会館のセット・リスト)

1.Roving Gambler
2.To Ramona
3.It's Alright,Ma(I'm Only Bleeding)
4.'Til I Fell In Love With You
5.Positively 4th Street
6.Seeing The Real You At Last
7.Masters Of War
8.Tomorroe Is A Long Time
9.Tangled Up In Blue
10.You're A Big Girl Now
11.The Wicked Messenger
12.Leopard-Skin Pill-Box Hat
(アンコール)
13.Love Sick
14.Like A Rolling Stone
15.If Dogs Run Free
16.All Along The Watchtower
17.I Shall Be Released
18.Highway 61 Revisited
19.Blowin' In The Wind

【執筆:2001年3月11日】