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Compilations&Others  Column


#13 僕のディラン遍歴(1)

 約1年間、このサイトの更新を怠っていたが、昨年は噂されていたディランの来日話も流れ、日本国内での動きとしては、映画「マスクト・アンド・アノニマス」のサントラ盤やリマスター盤が発売されただけという、ファンにとっては物足りない1年であった。

 今年はどうかなと思っていたら、つい先日、ディランの公式サイトで、ブートレッグ・シリーズの第6弾が3月にようやく発表されるとのアナウンスがあった。オリジナル・アルバムは当分期待できそうもないが、とりあえずファンにとってはうれしい限りだ。

 さて、1年ぶりに何を書こうかと考えていたのだが、リマスター盤の論評も芸がないので、この際、僕にとってのディランの歴史を少し振り返ってみようという気になった。もともとこのサイトを立ち上げたときは、独断と偏見に満ちたディランのファン・サイトということで、僕のディランに対する勝手な思いを書いてきたので、もう一度原点に返り、勝手気ままなサイト作りをしていくことに決めた。

 この先どういう構成で続いていくかは成り行きまかせだが、連載コラムということで、僕の個人的なディラン遍歴を中心に書いていこうと思う。多くのディラン・ファンにとってはどうでもいい話が続くかもしれないが、時々は現在の動向もなるべく交えながら書いていきたいので、暇な方はお付き合いいただければ幸いである。まず手始めに、今回は初めてディランのレコードを買ったときのことを振り返ってみたい。

 たまたま昨年末あたりから自分で所蔵しているアナログ・レコードをデジタル保存しようという気になり、今もってCD化されていないものを中心に地道な作業に取り掛かっているのだが、ついでにディランのアナログ盤を久しぶりに引っ張り出してみた。僕が初めて買ったディランのレコードはデビュー・アルバムの「ボブ・ディラン」である。当時は買った日付を記録していたのだが、このレコードは1977年8月3日に買ったことになっている。当時僕は13歳、中学2年生であった。なぜ中2の小僧がディランを買ったのかは、いろいろないきさつがあるので、そのへんも追々書いてみたいが、タイミング的には翌年にディランが初来日するなど、ディランのキャリアにとっても大きな節目を迎えつつある時期であったことは間違いない。振り返ってみれば、もう27年も前のことだったんだなという思いと、これまでの間、いろいろな音楽を聴いてきたけれども、飽きもせずこんなにも長い間、頑なに一貫して聴き続けているのはディランだけだなという自負心でいっぱいである。これはもう自分は死ぬまでディランを聴き続けるだろうという宿命のようなものを感じている。

(次回に続く)


【執筆:2004年1月18日】