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Compilations&Others  Column


                    

Bringing It All Back Home

Bringing It All Back Home

【Released:1965.3.22】

フォークとロックを見事に融合させた5枚目のアルバム。アナログ盤では、A面がバック・バンドを従えたロック・サウンド、B面は基本的にアコースティック・サウンドとなっている。レコーディングは1965年1月14日と15日の2日間で行われている。収録されている曲はいずれもおなじみのナンバーばかりだ。

1.Subterranean Homesick Blues

いきなりアコースティック・ギターに引っ張られるようにして始まるのがこの1曲目。バックのサウンドもかなり張り切っているが、ディランのボーカルもかなり前衛的だ。まるで吐き捨てるように発せられる言葉は、メロディーをまったく無視しているかのようであるが、それでいて見事にビートに乗っている。まさにディランならではという作品。なお、映画"Don't Look Back"の冒頭には、この曲のプロモーション・ビデオ(?)が収録されている。

2.She Belongs To Me

落ち着いたフォーク・ロック。メロディーもきれいだが、ディランの丁寧な歌いぶりがすごくいい。 

3.Maggie's Farm

これまた典型的なディラン流ロック。曲自体はとりたてて解説するものはないが、詩は愉快だ。

4.Love Minus Zero/No Limit

この曲のタイトルはいったい何を意味するのか?非常に隠喩に満ちている。ゆったりと曲は流れるが、私はディランのこの渋すぎるボーカルが好きだ。

5.Outlaw Blues

タイトルどおりのブルース曲。この曲のリズム・ギターはディランが演奏しているのだろうか?ハーモニカはディランでないと思うのだが・・・。

6.On The Road Again

この曲は、なんといってもディランのハーモニカがいい。それから弾むようなボーカルもいい。

7.Bob Dylan's 115th Dream

アコースティック・ギター1本で歌い出すディラン。だがバック・バンドがついてこなかった。ディランはたまらず吹き出し演奏を中断。初めてこの曲を聴いたときは、かなりショッキングだった。ミス・テイクをそのまま残してしまうところにディランのすごさがある。まさにこの時代のレコーディングは「1発録り」ということがよくわかる。

8.Mr.Tambourine Man

ザ・バーズのカバーで大ヒットしたあまりにも有名な曲。ディラン自身のテイクはアコースティック・ギターにエレクトリック・サイド・ギターが絡むシンプルなもの。ディランのギター、ボーカル、ハーモニカのどれをとっても最高の部類に入るパフォーマンスといえる。とくに乾いた感じのアコースティック・ギターの音色がたまらない。

9.Gates Of Eden

この曲はアコースティック・ギター1本で歌われる。これまでのディランにはないメロディー。詩はかなり寓話的で理解できないが、説得力のあるボーカルに最後まで引っ張られてしまう。

10.It's Alright,Ma(I'm Only Bleeding)

この曲もアコースティック・ギター1本で歌われる。このアルバムの中では一番長い曲。詩はかなり難解でよくわからないが、いくつかのキー・フレーズが頭の中に残る。メロディーはシンプルなようだが、かなり複雑。

11.It's All Over Now,Baby Blue

アルバム最後を飾る象徴的な曲。あれこれ解説するまでもないだろう。ディランの高音のボーカルがとても印象的。


Anothr side of Bob Dylan Highway 61 Revisited