Home  Album(1960's)  Album(1970's)  Album(1980's)  Album(1990’s)  Album(2000's)

Compilations&Others  Column


                    

The Concert For Bangla Desh

The Concert For Bangla Desh

【Released:1971.12.21】

 このアルバムは、1971年8月1日、ジョージ・ハリソンの提唱によりニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンにおいて開催されたバングラデシュ難民救済コンサートの模様を収録したライヴ・アルバム。
 このコンサートには提唱者であるジョージ・ハリソンのほか、リンゴ・スター、レオン・ラッセル、エリック・クラプトンといった面々が出演しているが、なんといっても公式なライヴ活動をほとんど断っていたディランの登場が大きい。
 この日のコンサートは昼夜2回にわたって行われたが、夜の部の模様はフィルムに収められ映画化されている。
 ディランは、白っぽいパンツにジージャン姿で登場し、ジョージ・ハリソンとレオン・ラッセル、リンゴ・スターをバックに従え、自らはアコースティック・ギターと首にはハーモニカをぶら下げて、5曲を熱唱している。
ジョージのファンには怒られるが、ディランのステージでの存在感、演奏のうまさは圧倒的だ。

1.Introduction
  (George Harrison/Ravi Shankar)
2.Bangka Dhun
3.My Sweet Lord
4.Awaiting On You All
  (George Harrison)
5.That's The Way God Planned It
  (Billy Preston)
6.It Don't Come Easy
  (Ringo Starr)
7.Beware Of Darkness
8.While My Guitar Gently Weeps
  (George Harrison)
9.Jumpin' Jack Flash
10.Youngblood
  (Leon Russell)
11.Here Comes The Sun
  (George Harrison)

12.A Hard Rain's Gonna Fall
 ディランの1曲目。おもむろにギターをかき鳴らし歌い始める。一応、事前のリハーサルはしているのだろうが、いかにもディランらしいやり方だ。オリジナルは1963年のアルバム《The Freewheelin' Bob Dylan》に収録。とりあえずオリジナルのメロディーで歌ってはいるが、声のトーンに合わせて(?)キーはかなり違っている。ディランに深刻さはなく、淡々と歌っている。

13.It Takes A Lot To Laugh,It Takes A Train To Cry
 オリジナルは1965年のアルバム《Highway 61 Revisited》に収録。この曲もアコースティックでの演奏だが、オリジナルに忠実なメロディーで歌われている。ディランは途中でギターをマイクにぶつけたりしており、いささかせっかちな演奏。

14.Blowin' In The Wind
 オリジナルは1963年のアルバム《The Freewheelin' Bob Dylan》に収録。この曲をライヴで歌ったのはかなり久しぶり。軽快なテンポにアレンジされている。ディランの声は少しばかり裏返り気味だが、こんなに素直なディランの歌い方というのも悪くはない。

15.Mr.Tambourine Man
 オリジナルは1965年のアルバム《Bringing It All Back Home》に収録。オリジナルで聴けた渋いボーカルは跡形もないが、ポップにアレンジされたこのバージョンも悪くない。曲の最初のほうでは聴衆の手拍子も聴こえる。エンディングのハーモニカはもっと聴きたかったが、いきなり終わってしまう。

16.Just Like A Woman
 オリジナルは1966年のアルバム《Blonde On Blonde》に収録。ディランのギターとハーモニカによる妙なイントロ(?)がいい。オリジナルとは微妙に違うメロディー・ラインで歌われている。ここで聴けるディランのボーカル、特に高音部分の伸びはかなり気に入っている。エンディングではハーモニカを吹くのかなと思ったが、ひょっとしたらディランは早々に退場したくなって吹くのをやめたのかもしれない。

17.Something
18.Bangla Desh
  (George Harrison)

【執筆:2002.1.21】