積算は、建築コストの透明性・客観性・妥当性を確保・推進する建築生産における基幹業務であり、同時にマクロとミクロの両面から経済性を評価するという重要な役割も担っています。
社団法人日本建築積算協会は、このような社会のニーズに応えるために設立された、我が国唯一の全国組織を持つ建築積算とコストのプロフェッション団体(積算協会)です。
あらゆる職域の建築コスト技術者が参加する開かれた公益法人として、コストプロフェッションの育成と資質の向上を図り、新しい建築生産システムを追求するなど、幅広い活動を行っています。
新しい時代を先取りした、広範囲なサービスとマネジメントを社会に提供し、建築生産システムの革新を目指しています。
社団法人日本建築積算協会九州支部ホームページ
建築コスト管理士の概要
■創設主旨
平成2年度から実施された大臣認定の「建築積算資格者制度」は行政改革により平成13年度から協会の認定資格となった現在においても、積算技術者として社会的に信頼され建築生産システムの中で大きな役割を果たし、評価を得ている。コスト縮減策、建築コストの妥当性・客観性が強く求められる状況下で、当協会は建築コストの合理性・透明性を高める役割を担い、積算関係者がコスト意識を持つように呼びかけてきた。また、平成12年6月には財団法人建築コスト管理システム研究所と共同研究の形で、発注者/コンサルタント/受注者のそれぞれについて合計117の機関の協力を得て建築コスト管理手法に関するアンケート調査を実施し、報告書をまとめた。それらを基に,今日,建築コストに関する専門知識を持ち,この分野を担当できると共に工事発注や監査・評価・査定などの支援もできる人材育成が急務ではないかとの結論に達し,制度として位置づけ評価して資格を付与することが本会のつとめであり,公益法人本来の目的に沿うものと考える。
■目的
プロジェクト遂行に当たり、建築生産過程に於ける発注・受注者を包含し、コスト関連領域にある積算技術をベースに、自主精神に充ちた個の価値としての建築コストに堪能な技術者を育成し,コストの透明性・公平性・妥当性を追及して還元支援することで建築生産の発展と社会に寄与すると共に,建築積算技術者の技術水準及び社会的地位の向上を図ることを目的とする。
■社会背景
産業構造の抜本的改革に伴い、建設産業構造もまた大変革を迫られ、設計・施工の二大分野を効果的、総合的に運営するための情報伝達を果たす第三の領域(マネジメント)が専門職能として求められている。一方、建物の大規模・複雑化、発注者の業種を越えた複合化、契約・発注業務の多様化などからコストの透明性・信頼性・確実性が社会的に大きなテーマとして求められてきている。
即ち,川上から川下に至るコスト管理に対する説明のできる人材であり,また国土交通省におけるCM導入に向かってコスト領域で支援できる人材等である。これらを視野に入れ創設10年余となる建築積算資格者の意識再確認も含め,対応を考える必要に迫られることとなった。
プロジェクトは,事業主/資金融資者/建築設計者/建設会社/運営管理者の機能を有機的に結びつけることにより遂行されることは言うまでもなく,これら業務の共通事項としてのコスト領域に対する技術は当協会の専門分野であり,これを十二分に活用すべきと考える。