新潟という雪国生まれのくせに、九州、特に殆ど雪を目にすることのない南国・宮崎での生活が長かった自分にとっては、人並み以上に雪に対する思い入れがある。また、航空写真家にとっては、雪の積もった晴天というのは絶好の撮影チャンスと言われている。それは通常の晴天下で撮影すると、飛行機の腹部は光が回らず黒く潰れるのに対し、雪の積もった地面は巨大なレフ板となり、ピーカンの空の下では、飛行機の下面を明るく照らし出してくれるからだ。ポジを見ながら記憶をたどると、ちょうど阪神大震災の傷跡も癒えぬ1995〜6年の頃、雪国の空港の情景や巨大レフ板で照らし出された機体を撮りたい!と情熱を燃やした一時期があった。そのために、ゴム長靴を履いてJACのYS-11に飛び乗り、関西圏から比較的近く、積雪が期待でき、本サイトでもおなじみのBOEING737-200が就航していた米子空港(鳥取県・境港市)まで、2度の日帰り強行撮影旅行を敢行している。特に巨大レフ板効果を目的にした撮影では、(前日降雪)×(当日快晴)×(土日=会社の休み) と、意外と少ないチャンスを把握するため、毎週末前には山陰地方の天気予報とにらめっこで事前の情報収集には苦労させられたが、撮影自体は結構ぶっつけ本番的だった割りに、思い通りの写真が撮れ楽しいフォトミッションだった。
当時のこだわりの写真、お楽しみ下さい。
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