ペトラ遺跡(ヨルダン)
 ペトラ遺跡は19世紀前半、スイス人イスラム学者によって発見されたものだが、たいへん謎の多い遺跡である。まず、この遺跡を築いたナバタイ人というものがよくわからないらしい。もともとは砂漠の遊牧民であったが、交易の要衝をおさえ、隊商の保護を保証する代わりに税を徴収して財政をまかなうようになったと考えられているようだ。このナバタイ人の国の首都であったのがペトラで、1世紀から3世紀くらいまで商業や交通の要地として、また神聖な場所として栄えたらしい。エル・ハズネ(ファラオの宝物庫)やエドディル(修道院)などをはじめ、ペトラの建造物は基本的には岩を掘ったり削ったりしたものであり、何の目的で作られたかもはっきりしないものが多い。

*インプレッション  

 シークとよばれる数10mもある断崖の間の細い道を進んでいくと、突如、高さ30mもあるエル・ハズネが眼前に現れる。こんな意外性は他のどの遺跡にもない。しかも、光線の感じで微妙に色を変化させ、遺跡全体を見て、帰りにここを通ると別の表情を見せてくれる。遺跡の奥の岩山を登って行ったところにあるエドディルと呼ばれる高さ42mの建造物も見物。

カズネ・ファルウンへアプローチする不思議な空間シク。左はシクに入る直前。右の写真のように石畳が残る(復元された?)箇所もある。


カズネ・ファルウン(ファラオの宝物庫)。ペトラの象徴ともいえる建造物だが、何に使用されたかは不明。映画インディー・ジョーンズ・最後の聖戦の舞台となったことでも有名。



ぺトラ特有の岩の模様。



劇場。これも岩を削ったもの。ただし、墳墓群の側にあるため、本当に劇場として使用されたかどうかは不明という。


ナバテア人の宮殿墳墓。


列柱通り。突き当たったところの右奥の方を登って行くとエド・ディルに着く。


エド・ディル(修道院)。遺跡の奥の岩山を40〜50分登ったところにあるペトラ遺跡最大の建造物(高さ42m)。右はエド・ディルに向かって左側にある岩に登って撮影したもの。ただし、かつては登ることができたが、01年段階では、登ろうとすると遺跡の管理人に怒られる。



エド・ディルからの下り道。




ぺトラから車で15分ほどのところにあるシーク・アル・バリド(通称スモール・ぺトラ)。スモール・ペトラという名以上に「スモール」だ。



ペトラの砂で造ったサンド・ボトル。左が90年、右が01年に購入したもの。


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